脱毛の知識

【医師監修】医療脱毛機械11種類の効果・特徴を比較!全身脱毛・箇所・毛質別にどれがよいのか解説

医療レーザー脱毛で使用される医療脱毛機械(脱毛機)には、さまざまな種類があります。機種によってメリットや得意とする箇所が異なるので、効率的に医療脱毛をしたいなら自分の目的に合った医療脱毛機械を導入しているクリニックを選ぶことがポイントです。

本記事では医療脱毛機械の違いを見分けるポイントから、クリニックでよく導入されている11種類の医療脱毛機械の特徴、目的別におすすめな医療脱毛機械について解説します。

医療脱毛機械の違いを知っておくとクリニックを選びやすくなるので、医療脱毛を検討中の方はぜひチェックしてください。

医療脱毛機械の仕組みと効果

まずは医療脱毛機械の仕組みと効果を把握しておきましょう。

医療脱毛機械によるレーザー照射の基本的な仕組みは「メラニン色素(毛の黒い色素)に反応するレーザーを照射して熱を発生させ、発毛組織を破壊する」というものです。医療脱毛機械による医療脱毛の流れは以下のとおりです。

  1. 脱毛の施術を受ける箇所にレーザーを照射する
  2. レーザーが毛に含まれるメラニン色素に反応して熱が発生する
  3. 発生した熱が毛穴の奥にある発毛組織に伝わる
  4. 発毛組織が破壊される
  5. 1~2週間後、発毛組織を破壊された毛穴から毛が抜け落ちる
  6. 発毛組織が破壊された箇所から毛が生えなくなる

医療脱毛機械の種類によってもレーザーの照射方法や反応する組織は異なりますが、基本的にどの医療脱毛機械も、メラニン色素に反応して発毛組織そのものを破壊します。そのため、脱毛サロンやエステサロンで施術を受けられる光脱毛と比べると少ない回数で高い脱毛効果を期待できます。

医療脱毛は永久脱毛効果がある

光脱毛の効果は一時的な抑毛・減毛にとどまりますが、医療脱毛では永久脱毛効果が期待できます。長期的な脱毛効果を望む方は医療脱毛がおすすめです。

また永久脱毛の効果は「脱毛が完了すれば一生、毛が一本も生えてこなくなる」というものではありません。永久脱毛の効果は以下の通りです。

  • 一定の脱毛の施術を受けた後に再度生えてくる毛の本数が、長期間において減少し、その状態が長期間にわたって維持されること

医療脱毛では長期間にわたる脱毛効果を期待できますが、「永久脱毛=無毛状態が一生続く」という効果でないことは覚えておきましょう。

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医療脱毛機械の違いは? 見分け方のポイント

現在、医療脱毛を行っているクリニックで導入されている医療脱毛機械には、10以上の種類があります。どの医療脱毛機械でも永久脱毛の効果を期待できますが、それぞれ得意な箇所や特徴が異なります。

医療脱毛機械の違いを見分けるには、以下のとおりレーザーの種類、脱毛方式、特徴の3点に注目してみてください。

注目ポイント 詳細 種類
レーザーの種類 ●  医療脱毛機械に搭載されている医療レーザーの種類 ●  アレキサンドライトレーザー

●  ダイオードレーザー

●  ヤグレーザー

脱毛方式 ●  医療脱毛機械の脱毛方式(レーザーの照射方式) ●  熱破壊式

●  蓄熱式

特徴 ●  医療脱毛機械に搭載されている機能など ●  冷却装置搭載によって痛みややけどのリスクを軽減

●  2種類以上のレーザーを同時に照射できる

●  熱破壊式・蓄熱式を切り替えられるなど

自分の希望や条件に合った医療脱毛機械を選ぶと、施術を受ける箇所に対して効率的な脱毛ができたりレーザー照射時の痛みを軽減できたりします。

ここからはレーザーと脱毛方式、それぞれの種類について詳しく解説していきます。

医療脱毛機械の3種類のレーザー比較

医療脱毛機械の3種類のレーザー比較

医療脱毛はレーザー照射によって発毛組織を破壊します。医療脱毛機械に搭載されているレーザーには3種類あり、それぞれ波長や効果の特徴に違いがあります。具体的には以下のとおりです。

レーザーの種類 波長 特徴
アレキサンドライトレーザー 755mm(短い波長) ●  メラニン色素に反応しやすい

●  産毛・剛毛にも高い効果を発揮する

ダイオードレーザー 800mm~940mm(中間距離の波長) ●  産毛・剛毛・色黒肌・日焼けをした肌など、毛質・肌質問わず対応できる
ヤグレーザー 1064mm(長い波長) ●  メラニン色素の影響を受けにくい

●  日焼けをした肌・色黒肌の脱毛や、ヒゲなど根深い毛におすすめ

中には2種類以上のレーザーを同時照射できる医療脱毛機械もあります。検討しているクリニックの医療脱毛機械には、どのレーザーが搭載されているのかチェックしてみてください。ここからはレーザーそれぞれのメリットや効果を解説します。

アレキサンドライトレーザー

波長 ●  755mm(短い波長)
特徴 ●  メラニン色素に反応しやすい

●  日本人の肌質・毛質に合っている

おすすめな人 ●  産毛から剛毛まで幅広く脱毛したい人

●  日焼けをしていない人

アレキサンドライトレーザーは日本人の毛質・肌質に合っているレーザーで、多くのクリニックで導入されています。波長が短いため、皮膚の浅い領域に生える産毛の脱毛に向いているのはもちろん、メラニン色素(毛の黒い色素)に反応しやすいため、VIOやワキに多い太い毛・濃い毛の脱毛におすすめです。一方で、日焼けをした肌・色黒肌には向いていません。

ダイオードレーザー

波長 ●  800mm~940mm(中間距離の波長)
特徴 ●  毛質・肌質を問わず効果を発揮する

●  照射時の刺激が少ない

おすすめな人 ●  産毛から剛毛まで幅広く脱毛したい人

●  日焼けをしている、色黒肌である人

●  敏感肌、アトピー肌の人

●  痛みに弱い人

3種類のレーザーの中で波長が中間距離のダイオードレーザーは、アレキサンドライトレーザーよりも深い位置までレーザーを届けることができ、ヤグレーザーよりも照射時の刺激や痛みが生じにくいバランスの良いレーザーです。産毛から剛毛までアプローチできる他、日焼けをした肌や色黒肌にも照射ができる場合があります。敏感肌や痛みに弱い方にもおすすめです。

ヤグレーザー

波長 ●  1064mm(長い波長)
特徴 ●  波長が長いため根深い毛にも効果的

●  メラニン色素の影響を受けにくいため日焼けをした肌・色黒肌にも対応

おすすめな人 ●  日焼けをしている人や色黒の人

●  VIOやワキ、ヒゲなど根深い毛を脱毛したい人

ヤグレーザーは波長が長いため、VIOや男性ヒゲなど毛根が深い毛にも高い効果を期待できます。メラニン色素への影響を受けにくいため、色黒肌・日焼けをした肌にも対応可能です。ただし高出力のため、個人差はありますが照射時に強い痛みが生じやすい点がデメリットです。

医療脱毛機械の照射方式は熱破壊式と蓄熱式

医療脱毛機械でレーザーの種類と共に注目して欲しいのが照射方式です。医療レーザー脱毛の照射方式には熱破壊式と蓄熱式があり、発毛組織へのアプローチ方法や効果の現れ方が異なります。

医療脱毛機の照射方式

照射方式 仕組み メリット
熱破壊式 ●  高出力のレーザーを一発照射して毛乳頭・毛母細胞などの発毛組織を破壊する ●  剛毛にも高い効果を発揮する

●  即効性がある

蓄熱式 ●  低出力のレーザーを連続照射してバジル領域(発毛指令組織)にダメージを与える ●  熱破壊式と比べて痛みを抑えられる

●  産毛・日焼けをした肌・敏感肌にも効果を発揮する

医療脱毛機械の中には、熱破壊式と蓄熱式を切り替えて使い分けられる機種もあります。熱破壊式と蓄熱式の違いを詳しく見ていきましょう。

熱破壊式

熱破壊式は高出力のレーザーを照射して、毛を育てる毛乳頭・毛母細胞を破壊する脱毛方式です。剛毛にも高い効果を発揮するので、VIOやワキなど濃い毛が多い箇所の脱毛におすすめです。照射してから1~2週間で毛が抜け落ちるので、脱毛の効果をスピーディーに体感できます。

仕組み ●  高出力のレーザーを照射して毛乳頭・毛母細胞などの発毛組織を破壊する
特徴 ●  剛毛にも高い効果を発揮

●  効果をスピーディーに感じられる

おすすめな人 ●  濃い毛・太い毛を脱毛したい人

●  脱毛の効果を早く感じたい人

蓄熱式

蓄熱式は低出力のレーザーを連続照射してバジル領域(発毛指令組織)に徐々に熱を加えてダメージを与える脱毛方式です。産毛、色黒肌、日焼けをした肌など毛質や肌の色を問わず対応できる、適応性の高い脱毛方式です。熱破壊式と比べて痛みを抑えられるため、痛みに弱い方や敏感肌の方にも向いています。

仕組み ●  低出力のレーザーを連続照射してバジル領域(発毛指令組織)に熱を溜め込み、ダメージを与える
特徴 ●  熱破壊式と比べて痛みを抑えられる

●  産毛・日焼けをした肌・敏感肌にも効果を発揮

おすすめな人 ●  産毛から濃い毛まで、幅広く脱毛したい人

●  痛みや肌荒れを避けたい人

蓄熱式は効果ないって本当?

脱毛を検討される方の中には「熱破壊式と比べて、低出力な蓄熱式は脱毛効果がないのでは?」と心配する方もいるのではないでしょうか。しかし蓄熱式と熱破壊式は効果の現れ方が異なるだけで、蓄熱式であっても脱毛効果を期待できます。

熱破壊式は施術の数日~2週間くらいで毛が抜け落ちる仕組みですが、蓄熱式は施術の2週間後くらいからゆっくり毛が抜け落ちていく仕組みです。効果を実感できるタイミングに違いはありますが、最終的にはどちらも永久脱毛の効果があります。蓄熱式はレーザー照射時の刺激を抑えられたり、産毛にも対応できたりと多くのメリットがあるので、自分に合った脱毛方式を選んでください。

また蓄熱式・熱破壊式を問わず、まれに施術者の技量によって脱毛の効果が現れにくいケースがあります。複数回施術を受けてもなかなか効果を感じられないときは、クリニックに相談しましょう。

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クリニックで使われる医療脱毛機械11選

クリニックで使われる医療脱毛機械11選

医療脱毛機械は、痛みややけどのリスクに配慮したものや、複数のレーザーを同時に照射して幅広い毛質にアプローチできるものもあります。

日本のクリニックで主に導入されている医療脱毛機械を11種類ピックアップしたのでそれぞれの特徴を紹介します。気になる機種があれば、導入しているクリニックを調べてみてください。

1.ソプラノアイスプラチナム

ソプラノアイスプラチナムは、蓄熱式脱毛機械の代表機種の1つです。深度距離の異なる3種類のレーザーを同時に照射でき、産毛から剛毛まで幅広い毛に効果を発揮します。色黒肌や日焼けをした肌にも対応できるので、毛質・肌質を問わず施術を受けられます。

レーザーの種類 ●  アレキサンドライトレーザー

●  ダイオードレーザー

●  ヤグレーザー

照射方式 ●  蓄熱式
特徴 ●  3種類のレーザーを同時に照射できる

●  毛質・肌質を選ばずに脱毛できる

2.ソプラノチタニウム

ソプラノチタニウムは、ソプラノアイスプラチナムの改良機種です。ソプラノアイスプラチナムよりもハンドピースの照射面積が大きくなっているため、よりスピーディーに照射ができます。

ソプラノアイスプラチナム同様、深度距離の異なる3種類のレーザーを同時に照射可能です。深さや太さの異なるさまざまな毛に対応できるので、全身脱毛と相性が良い機種です。低出力のレーザーを高速で連射する蓄熱式である上に、施術時に発生する熱を肌に伝わりにくくする冷却装置が搭載されているので、痛みに弱い方や不安がある方におすすめです。

レーザーの種類 ●  アレキサンドライトレーザー

●  ダイオードレーザー

●  ヤグレーザー

照射方式 ●  蓄熱式
特徴 ●  ソプラノアイスプラチナムの上位機種で、よりスピーディーな照射が可能

●  産毛から剛毛まで脱毛効果を得られる

●  冷却装置が搭載されており痛みを軽減できる

3.ラシャトリニティプロ

ラシャトリニティプロは強力な冷却装置を搭載している医療脱毛機械で、高出力ながら痛みや熱を抑えながら施術が可能です。施術を受ける方一人ひとりの毛質に適した出力で照射して、やけどのリスクを軽減できます。3種類のレーザーを同時照射できるので、産毛から剛毛まで幅広く脱毛したい方におすすめです。

レーザーの種類 ●  アレキサンドライトレーザー

●  ダイオードレーザー

●  ヤグレーザー

照射方式 ●  熱破壊式
特徴 ●  強力な冷却装置搭載で痛み・やけどのリスク軽減できる

●  3種類のレーザーを同時に照射可能

●  産毛から剛毛まで対応

4.クリスタルプロ

クリスタルプロは熱破壊式・蓄熱式を切り替えられるので、1台で幅広い毛質・箇所に対応できる医療脱毛機械です。産毛の脱毛や日焼けをした肌・色黒肌の脱毛にも適しています。

レーザーの種類 ●  ダイオードレーザー
照射方式 ●  熱破壊式・蓄熱式
特徴 ●  熱破壊式・蓄熱式を切り替えられる

●  産毛から剛毛まで対応

●  日焼けをした肌・色黒肌にもおすすめ

5.メディオスター ネクストプロ

メディオスターネクストプロは、幅広い毛質や肌質に対応できるダイオードレーザーを照射する蓄熱式の医療脱毛機械です。ダイオードレーザーは2種類の異なる長さの波長を同時に照射できるので、産毛から根深い毛まで効果があります。蓄熱式のため色黒肌や日焼けをした肌でも脱毛可能で、厚生労働省に認可されている機種です。

レーザーの種類 ●  ダイオードレーザー
照射方式 ●  蓄熱式
特徴 ●  異なる波長の長さのダイオードレーザーを同時に照射可能

●  背中や顔の産毛の脱毛にも効果的

●  日焼けをした肌・色黒肌にもすすめ

6.メディオスター モノリス

メディオスターモノリスはメディオスターネクストプロの後継機種で、照射時間が短縮されるように改良されています。メディオスターモノリスのメリットは、施術を受ける箇所や肌質、毛質を設定すると適切な出力に調整されるので、施術者による技術の差が出にくい点です。またレーザー照射と同時に肌を冷やす冷却装置を搭載しており、痛みややけどを抑制しながら照射できます。

レーザーの種類 ●  ダイオードレーザー
照射方式 ●  蓄熱式
特徴 ●  メディオスターネクストプロの後継機種で、よりスピーディーな施術が可能

●  肌の状態を入力すれば適切な出力に調整される

●  冷却装置で痛み・やけどのリスクを軽減できる

7.ライトシェアデュエット

ライトシェアデュエットは、幅広い毛質に対応できるダイオードレーザーと剛毛にも効果的な熱破壊式を合わせた、適応力の高い医療脱毛機械です。さらに照射面積の異なる2種類のハンドピースが装備されていて、脱毛する箇所に合った効率的な施術を受けられます。大きなハンドピース(HSハンドピース)には吸引機能が搭載されており、肌を吸い上げてレーザーを照射するシステムにより痛みややけどのリスクを軽減できます。小さなハンドピース(ETハンドピース)にはクーリング機能が搭載していて、照射しながら冷却が可能です。

レーザーの種類 ●  ダイオードレーザー
照射方式 ●  熱破壊式
特徴 ●  産毛から濃い毛まで対応できる

●  照射面積に合わせて2種類のハンドピースを使い分けられる

●  吸引機能・クーリング機能を搭載しており、痛み・やけどのリスクを軽減できる

8.ジェントルレーズプロ

ジェントルレーズプロは厚生労働省の薬事承認を受けている医療脱毛機械です。熱破壊式脱毛でワキやVIOに多い剛毛を得意とします。照射時間を調整できるので、一人ひとりの毛質や肌質に合わせた効果的な脱毛が可能です。レーザー照射とともに冷却ガスが噴射される仕様で、痛み・やけどを抑制する効果もあります。

レーザーの種類 ●  アレキサンドライトレーザー
照射方式 ●  熱破壊式
特徴 ●  毛質・肌質に合わせて照射時間を調整できる

●  冷却機能搭載で痛み・やけどのリスク軽減できる

●  厚生労働省の薬事承認済み

9.ジェントルマックスプロ

ジェントルマックスプロは2種類のレーザーを搭載した、幅広い肌質・毛質に対応できる医療脱毛機械です。痛みが生じやすいヤグレーザーも搭載していますが、皮膚冷却ガスを噴射する機能が痛みを抑制できます。オプションの24mm口径スポットに変更すると広い範囲に照射ができ、施術時間の短縮が可能です。

レーザーの種類 ●  アレキサンドライトレーザー

●  ヤグレーザー

照射方式 ●  熱破壊式
特徴 ●  2種類のレーザーを同時に照射できる

●  幅広い毛質・肌質に対応

●  冷却ガスで痛み・やけどのリスクを軽減できる

●  スピーディーな施術が可能

10.スプレンダーエックス

スプレンダーエックスはアレキサンドライトレーザーとヤグレーザーを同時に照射でき、産毛・剛毛・根深い毛まで幅広く対応できる医療脱毛機械です。熱破壊式ですが2種類の冷却装置を搭載しているため、照射時の痛みを抑えやすく、脱毛後に冷却用のジェルを塗る必要もありません。

レーザーの種類 ●  アレキサンドライトレーザー

●  ヤグレーザー

照射方式 ●  熱破壊式
特徴 ●  2種類のレーザーを同時に照射できる

●  産毛・剛毛・根深い毛まで幅広く対応

●  2種類の冷却装置を搭載している

11.クラリティツイン

クラリティツインは、2種類のレーザーを搭載している熱破壊式の医療脱毛機械です。濃く目立ちやすい毛だけでなく、産毛にも反応します。9種類のスポットサイズを搭載しているため、施術箇所によって照射範囲の調整が可能です。

レーザーの種類 ●  アレキサンドライトレーザー

●  ヤグレーザー

照射方式 ●  熱破壊式
特徴 ●  2種類のレーザーを同時に照射できる

●  施術箇所に合わせて照射範囲を調整可能

目的別のおすすめ医療脱毛機械

目的別のおすすめ医療脱毛機械

最後に全身脱毛を検討している方や痛みに不安がある方など、目的別におすすめの医療脱毛機械を紹介します。レーザーの種類や照射方式など、希望や条件に合った医療脱毛機械を見分けるポイントもお伝えするので、クリニックを選ぶ際の参考にしてください。

全身脱毛におすすめの医療脱毛機械

全身脱毛には幅広い毛質に対応できる蓄熱式や、熱破壊式と蓄熱式を切り替えて使い分けられる医療脱毛機械が向いています。またレーザーが2種類以上搭載されている機種であれば、全身のムダ毛に対応しやすいです。

ソプラノチタニウムやライトシェアデュエットなどの照射面積が広い医療脱毛機なら、時間がかかりやすい全身脱毛もスピーディーに進められます。

全身脱毛に適している医療脱毛機械の特徴 ●  蓄熱式もしくは熱破壊式と蓄熱式を切り替えられる

●  複数のレーザーを搭載している

全身脱毛に適している医療脱毛機械の種類 ●  ソプラノアイスプラチナム

●  ソプラノチタニウム

●  ラシャトリニティプロ

●  クリスタルプロ

●  メディオスター ネクストプロ

●  メディオスター モノリス

●  スプレンダーエックス

●  クラリティツイン

痛みが苦手な方におすすめの医療脱毛機械

蓄熱式は熱破壊式と比べてレーザー照射時の刺激を感じにくいので、痛みに弱い方におすすめです。レーザーの種類はダイオードレーザーだと照射時の刺激が少なく、痛みに弱い方や敏感肌でも試しやすいでしょう。さらに冷却装置を搭載している医療脱毛機械であれば、照射時の熱によるやけどや痛みのリスク軽減が期待できます。

熱破壊式の医療脱毛機械でも、ライトシェアデュエットはハンドピースに痛み・やけどのリスクを低下させるための吸引機能やクーリング機能を搭載しており痛みに配慮した仕様です。

痛みが苦手な方に適している医療脱毛機械の特徴 ●  蓄熱式

●  ダイオードレーザー

●  冷却装置搭載など痛みに配慮した仕様

痛みが苦手な方に適している医療脱毛機械の種類 ●  ソプラノアイスプラチナム

●  ソプラノチタニウム

●  ラシャトリニティプロ

●  メディオスター ネクストプロ

●  メディオスター モノリス

● ライトシェアデュエット

● スプレンダーエックス

剛毛・濃い毛におすすめの医療脱毛機械

ワキやVIOなど濃い毛・太い毛が多い箇所の脱毛には高出力な熱破壊式がおすすめです。またメラニン色素に反応しやすいアレキサンドライトレーザーは、濃い毛との相性が良いです。ヤグレーザーはメラニン色素の影響は受けにくいですが、長い波長であるため毛根が深いVIOやヒゲに向いています。

ラシャトリニティプロは熱破壊式で、アレキサンドライトレーザーとヤグレーザーの両方を搭載しているので、剛毛や根深い毛の脱毛にも効果的です。

剛毛・濃い毛の脱毛に適している医療脱毛機械の特徴 ●  熱破壊式

●  アレキサンドライト―レーザー

●  ヤグレーザー

剛毛・濃い毛の脱毛に適している医療脱毛機械の種類 ●  ラシャトリニティプロ

●  クリスタルプロ

●  ライトシェアデュエット

●  ジェントルレーズプロ

●  ジェントルマックスプロ

●  スプレンダーエックス

●  クラリティツイン

産毛・細い毛におすすめの医療脱毛機械

産毛・細い毛の脱毛には熱破壊式よりも、蓄熱式の医療脱毛機械がおすすめです。レーザーは産毛から剛毛まで対応できる、中間距離のダイオードレーザーが向いています。

ソプラノアイスプラチナム、ソプラノチタニウムは蓄熱式で3種類のレーザーを同時に照射できるので、産毛はもちろんさまざまな毛に幅広く対応できる機械です。メディオスター ネクストプロ、メディオスター モノリスは蓄熱式でダイオードレーザーであり、顔や背中の産毛にも効果的です。

産毛・細い毛の脱毛に適している医療脱毛機械の特徴 ●  蓄熱式

●  ダイオードレーザー

産毛・細い毛の脱毛に適している医療脱毛機械の種類 ●  ソプラノアイスプラチナム

●  ソプラノチタニウム

●  クリスタルプロ

●  メディオスター ネクストプロ

●  メディオスター モノリス

色黒肌・日焼けをした肌におすすめの医療脱毛機械

蓄熱式の医療脱毛機械なら色黒肌・日焼けをした肌にも効果が期待できます。レーザーはダイオードレーザーやヤグレーザーがおすすめです。一方、メラニン色素の影響を受けやすいアレキサンドライトレーザーは避けた方が良いでしょう。

ソプラノチタニウムは3種類のレーザー全て、メディオスターモノリスはダイオードレーザーを搭載しているため、色黒肌・日焼けをした肌にもおすすめです。この2種は照射面積が広くスピーディーに脱毛できるよう改良された機種なので、色黒肌の方の全身脱毛にも向いています。

色黒肌・日焼けをした肌の脱毛に適している医療脱毛機械の特徴 ●  蓄熱式

●  ダイオードレーザー

●  ヤグレーザー

色黒肌・日焼けをした肌の脱毛に適している医療脱毛機械の種類 ●  ソプラノアイスプラチナム

●  ソプラノチタニウム

●  ラシャトリニティプロ

●  メディオスター ネクストプロ

●  メディオスター モノリス

● クラリティツイン

まとめ

ここまで医療脱毛機械の違いや、クリニックで導入されている11種類の医療脱毛機械の特徴を比較しながら解説しました。目的に合った医療脱毛機械を探す際は、レーザーの種類と照射方式、冷却装置搭載などの特徴を比較してみてください。

医療脱毛専門クリニック「じぶんクリニック」では、蓄熱式・熱破壊式の2種類の医療脱毛機械を完備しています。機種は産毛から剛毛まで高い効果を発揮するソプラノチタニウムと、高出力ながら強力な冷却装置によって痛みに配慮した施術を受けられるラシャトリニティプロです。研修を受けた看護師が、施術を受ける方の毛質や肌質に応じて適切な医療脱毛機械を選び、照射出力を調整しながら施術いたします。(※ご自身で脱毛機の選択はできません)

自分に合った医療脱毛機械による医療脱毛を検討している場合は、ぜひ一度無料カウンセリングにお越しください。

横山 歩依里 医師
この記事の監修者
横山 歩依里 医師
診療科目:美容皮膚科
診療科目:美容皮膚科

一口に医療脱毛と言っても、いろいろなレーザー・機械の種類があります。自分の希望する箇所や肌の状態に合わせてレーザーを選択できるところ、といった観点でクリニック選びをしてもいいかもしれませんね。カウンセリングの時には料金だけでなくそういった話もすることをおすすめします。