脱毛の知識

【医師監修】脱毛の種類はどれが良い?光脱毛・医療レーザー脱毛・ニードル脱毛の効果や特徴を解説

脱毛と一口に言ってもいくつもの種類があります。種類によって脱毛の効果や対応している毛質の幅、特徴、費用までもがさまざまであるため、自分にはどの脱毛方法が適しているのか迷っている方も多いのではないでしょうか。

本記事では脱毛方法の種類や特徴、脱毛効果の違いなどについて解説します。それぞれの脱毛方法のメリットとデメリットも紹介しているので、脱毛を検討している方はぜひお役立てください。

脱毛には主に3つの種類がある

脱毛方法には、エステサロンや脱毛サロンなどで提供されている光脱毛、医療機関で提供されている医療レーザー脱毛、ニードル脱毛の主に3種類の方法があります。発毛の働きを弱めるというメカニズムは同じですが、それぞれ脱毛方法や脱毛効果が異なります。

3種類の脱毛方法の特徴や効果について、詳しく見ていきましょう。

光脱毛とは

光脱毛は「フラッシュ脱毛」や「美容脱毛」「サロン脱毛」「エステ脱毛」とも呼ばれている脱毛方法です。医療機関以外のエステサロンや脱毛サロンで施術を受けられます。

脱毛したい箇所に光を照射して、発毛に必要な組織へダメージを与えます。何度も施術を受けることで、毛の成長を遅らせる抑毛・減毛の効果を得られる方法です。

施術の際はゴーグルやタオルで光から目を保護して、脱毛をしたい箇所に機械をあてて光を照射します。照射後は肌を冷却し、乾燥を防ぐために保湿をすれば施術は終了です。

光脱毛の種類

光脱毛は脱毛方法の違いによって、5種類に分類されます。5種類の光脱毛に共通する点は光を照射して脱毛施術するという方法ですが、使用する脱毛機や効果が異なります。ここからは、5種類の光脱毛の特徴について解説します。

IPL脱毛

IPLとは「インテンス・パルス・ライト」の略称です。IPL脱毛では光を当てて、毛に含まれるメラニン色素に反応して発生した熱で、毛根にある毛乳頭と毛母細胞にダメージを与えます。肌表面に出ている毛に反応し、2~3週間かけて毛が抜け落ちるので結果が分かりやすいのが特徴です。

メラニン色素の量で脱毛の効果が左右されるため、メラニン色素が少ない産毛や細い毛には反応しにくいというデメリットもあります。また個人差はありますが、脱毛箇所によっては照射時に痛みを感じる場合があります。

SSC脱毛

SSCとは「スムース・スキン・コントロール」の略称です。SSC脱毛は抑毛効果のある成分が含まれた専用のジェルと優しいライトを用いた脱毛方法です。ジェルを塗布し、ライトを照射することで、ジェルに含まれた成分が毛穴から浸透し、抑毛効果を発揮します。ジェルにはセイヨウシロヤナギエキスなどの成分が含まれており、肌のケアも同時にできる点が大きなメリットです。

照射の際に発生する熱が少ないため、痛みが少なく肌への負担も抑えられる傾向にあります。ただし発毛組織にダメージを与える方法ではないので、抑毛効果を実感するまでに期間がかかりやすいです。

SHR脱毛

SHRとは「スーパー・ヘアー・リムーバル」の略称です。SHR脱毛は、毛を包む毛包全体に熱を蓄熱させ、バルジ領域という発毛の指示を出す組織にダメージを与える脱毛方法です。「蓄熱式」とも呼ばれています。

バルジ領域は毛根と表皮の中間辺りにあるため、毛根深くまで熱を与える必要がありません。IPL脱毛よりも低い温度の照射熱で、痛みを抑えた脱毛が可能です。(ただし痛みや感じ方には個人差があります。)

SHR脱毛は発毛の指示を出すバルジ領域にダメージを与える方法であるため既に生えている毛の変化は感じにくく、効果を実感するまでに期間がかかりやすいです。

THR脱毛

THRは「サーモ・ヒート・リムーバー」の略称です。THR脱毛は、IPL脱毛の良いところとSHR脱毛の悪いところを改善して掛け合わせた蓄熱式脱毛です。安定した出力で連射できるためSHR脱毛よりも短時間で施術可能で、IPL脱毛と同等の出力で照射できます。

脱毛から2~3週間で毛が抜け落ちるので、IPL脱毛同様に結果が分かりやすいでしょう。THR脱毛は他の光脱毛と比べると新しい脱毛方法であるため、導入しているサロンがまだ少ない点がデメリットです。

HHR脱毛

HHRとは「ハイブリッド・ヘア・リムーバル」の略称です。IPL脱毛とSHR脱毛の良いところを組み合わせたものです。毛根とバルジ領域のどちらにもダメージを与えて毛の成長を遅らせることができます。IPL脱毛とSHR脱毛のハイブリッドのため、どちらかだけでは対応できなかった毛質や肌質にも対応できる点がメリットです。

光脱毛のメリット

光脱毛のメリット

光脱毛は発毛組織にダメージを与える程度の出力のため、医療レーザー脱毛やニードル脱毛よりも痛みが少ないというメリットがあります。IPL脱毛は毛に含まれるメラニン色素が多いほど痛みを感じやすいですが、我慢できないほどではない痛みの程度であることが多いため、痛みが苦手な人でも受けやすいでしょう。ただし、痛みの感じ方には個人差があります。

できるだけ痛くない脱毛法を選びたいなら、光脱毛を検討するのも一つの方法でしょう。万が一の肌トラブルに備え、医療機関との提携があるかどうかを確認しておくとより安心です。

また光脱毛は医療機関での脱毛よりも比較的安価で、通いやすい脱毛方法でもあります。脱毛がどのようなものか試してみたい方や、脱毛にそれほどお金をかけたくない方にはうれしい点の一つです。

なお光脱毛では広範囲の光を照射するため、後述するニードル脱毛と比較すると、1回の施術時間は短く済みます。施術を短時間で終わらせたい忙しい方にも向いています。

光脱毛のデメリット

光脱毛は照射する出力が低く、施術1回の脱毛効果が弱いため、脱毛回数が多くなりやすいです。場合によっては数年単位で期間がかかる可能性があるというデメリットがあります。

また光脱毛の出力では発毛組織を完全に破壊できず、長期間毛が少ない状態を維持する永久脱毛はできません。照射を繰り返すことで発毛の働きは弱まりますが、効果は一時的であり再び毛が生えてくる可能性があります。

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医療レーザー脱毛とは

医療レーザー脱毛とは

医療レーザー脱毛は医療機関で受けられる脱毛方法で、高出力のレーザーで発毛組織を破壊できるため、永久脱毛が可能です。

施術は医療行為となるため、医師や看護師など医療資格を有している人が行う必要があります。医療機関での施術であるため、施術後に痛み止めを塗布してもらえたり、施術によって肌トラブルが起きてもすぐに対応したりしてもらえるので安心です。レーザーの出力が高いため光脱毛よりも強い痛みが生じる可能性がありますが、1回の脱毛効果が高く比較的少ない回数で脱毛が終わります。

医療レーザー脱毛の種類

医療レーザー脱毛は、大きく4種類に分類されます。医療レーザー脱毛は種類によってレーザーの波長が違うため、得意としている毛質や脱毛効果が異なります。ここからは、4つの医療レーザー脱毛の種類について詳しく解説します。

アレキサンドライトレーザー

アレキサンドライトレーザーは、アレキサンドライトという宝石を使用した熱破壊式のレーザーです。レーザーの中では波長が短いため、メラニン色素に反応しやすいという特徴があります。

アレキサンドライトレーザーは、黒くて太い毛やヒゲ・VIOといった箇所の脱毛に向いているレーザーです。ただしメラニン色素の多い日焼けした肌や地黒肌は、肌にもレーザーが反応してやけどの恐れがあるため対応できません。ワキやVIOなど太くて濃い毛にはよく反応する反面、高い熱が発生しやすく個人差はありますが痛みを伴うことがあります。

ダイオードレーザー(熱破壊式)

ダイオードレーザーには、熱破壊式と蓄熱式の2種類があります。熱破壊式はアレキサンドライトレーザーと同様、毛のメラニン色素に反応するレーザーです。波長の長さは3つのレーザーの中で中間程度のため、幅広い毛質や肌質に対応可能です。

熱破壊式のダイオードレーザーは毛に含まれるメラニン色素に反応して生じた熱が毛根に伝わり、毛を生やすための組織である毛乳頭と毛母細胞を破壊して発毛を抑制します。2~3週間で毛が抜け落ちるため、蓄熱式より早い段階で結果を実感できます。太くて濃い毛ほど高い効果が期待できますが、痛みを感じやすいです。(痛みの程度や感じ方には個人差があります。)

ダイオードレーザー(蓄熱式)

蓄熱式のダイオードレーザーは、発毛を促すバルジ領域にダメージを与えて発毛の働きを制限します。

熱破壊式と比べて照射時の熱が少なく、痛みを感じにくいため「医療レーザー脱毛を受けたいけれど痛みは苦手」という方に向いている脱毛方法です。(痛みの程度や感じ方には個人差があります。)

熱破壊式よりも低温であるため、多少の地黒肌や日焼けした肌でも施術を受けられるケースもあります。またメラニン色素の少ない細い毛や産毛にも効果が期待できます。

しかし短期間で毛が抜け落ちるような分かりやすさはなく、効果を感じるまでにある程度の期間を要する方法です。

ヤグレーザー

ヤグレーザーは医療レーザーの中で一番波長が長いレーザーです。毛根の深くまで熱を届けることができるため、根が深いヒゲやVIOのような毛にも高い効果が期待でき、日焼けした肌であっても脱毛が可能です。

またヤグレーザーは熱破壊式の脱毛方法ですが、単体ではなく他のレーザーと併用する補佐的な役割を担っていることもあります。他のレーザーに比べて照射範囲が狭くメラニン色素に吸収されにくい分、出力を上げる必要がある上に毛根にダメージを与える方式であるため、個人差はありますが脱毛箇所によっては強い痛みを感じやすいです。

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医療レーザー脱毛のメリット

医療レーザー脱毛のメリット

医療レーザー脱毛は医療行為として発毛組織を破壊でき、永久脱毛が可能です。脱毛が完了すれば長期間毛のない状態を維持できるのは大きなメリットと言えます。

また光脱毛やニードル脱毛と比較すると一度の施術で期待できる脱毛効果が高く、少ない回数で脱毛が完了するため脱毛効果重視で効率的に施術を受けたい方に向いています。

クリニックには医師や看護師が常駐しているため、照射によって痛みを感じたり、肌トラブルが起きたりしてもすぐに適切な対応を受けられます。

医療レーザー脱毛のデメリット

医療レーザー脱毛は高い脱毛効果を期待できる反面、医療機関で施術するため比較的費用が高くなる傾向にあります。しかし少ない回数で終わるので、契約した回数が終わった際に「追加で脱毛したい」「施術が足りていない」というパターンに陥ることが少ないです。そのため長期的に考えると、コストパフォーマンスの高い脱毛方法であると言えます。

また高出力のレーザーで発毛組織を破壊するため、個人差はあるものの痛みを感じやすいというデメリットが挙げられます。痛みに不安がある方や痛みを和らげたい方は、事前のカウンセリングで医師や看護師に麻酔を使用できるかどうか相談するようにしましょう。

ニードル脱毛とは

ニードル脱毛は「針脱毛」や「電気脱毛」とも呼ばれています。毛が生えている毛穴に細い針を挿入し、発毛組織に微弱電流を流して熱によって破壊させる脱毛方法です。「発毛組織を破壊する」ことで永久脱毛の効果を見込め、医療機関で施術を受ける必要があります。

絶縁針を用いるため毛根組織だけを刺激でき、光脱毛や医療レーザー脱毛のように周辺の皮膚に影響を与えることはありません。
毛に1本ずつ確実に処理をしていくため、あらゆる毛質や肌質に対応しています。発毛組織が破壊された毛はその場で抜けるため、結果も一目瞭然です。

ニードル脱毛のメリット

ニードル脱毛は、光脱毛や医療レーザー脱毛のように広範囲の発毛組織にダメージを与える方法とは異なり、1本ずつ毛根組織を破壊していくため照射漏れの恐れがありません。

光脱毛や医療レーザー脱毛では比較的対応が難しい白髪や産毛の脱毛もでき、色素沈着やほくろ、あざのある部分も程度によっては脱毛可能です。

医療機関で使用する絶縁針は皮膚表面には熱が伝わらない特殊加工が施されているため、エステサロンなどで施術を受けられる美容電気脱毛と比較するとやけどのリスクが少ないです。1本ずつピンポイントで脱毛ができるので、狭い範囲や気になる箇所のみの脱毛にも向いています。

ニードル脱毛のデメリット

ニードル脱毛は針を毛穴に挿入するときの角度や深さ、電流の調整など高度な技術を要する脱毛方法であるため、導入しているクリニック自体は少ない傾向にあります。

また高い脱毛効果を得られる反面、微弱電流を流す瞬間に痛みが生じることを認識しておきましょう。注射針より細い針を使用するため挿入時の痛みはほとんどありませんが、電気を流すときには個人差はあるもののレーザー脱毛よりも強い痛みを感じる人が多いです。痛みに不安がある人や苦手な人は麻酔が使用できるクリニックを選ぶ、もしくは他の脱毛方法を選ぶのがよいでしょう。

ニードル脱毛では1本ずつ処理をするため施術時間がかかり、費用も高額になる傾向があります。全身脱毛のように広範囲を効率的に脱毛したい場合は、別の脱毛方法を検討するのがおすすめです。

少ない回数で広範囲の脱毛を完了するなら「医療レーザー脱毛」がおすすめ

少ない回数で広範囲の脱毛を完了するなら「医療レーザー脱毛」がおすすめ

脱毛方法によって特徴や脱毛効果、メリット・デメリットが異なるため、まずは脱毛をする目的や希望、条件などをよく整理して自分に適した脱毛方法を選ぶようにしましょう。

光脱毛は気軽に脱毛を始めたい人や、痛みを抑えた脱毛を受けたい人に向いています。その一方で、脱毛効果が弱いため一時的な抑毛・減毛効果にとどまることを理解しておきましょう。

ニードル脱毛はあらゆる肌質や毛質に対応可能です。ピンポイントで脱毛して、細かいデザインをしたい人や、広範囲で施術した脱毛の仕上げをしたい人に向いています。永久脱毛も可能ですが、施術時間がかかり、費用も高額になる傾向があります。

医療レーザー脱毛は発毛組織を破壊できる永久脱毛が可能なので、長期間毛が生えなくなることを希望する人にはおすすめの方法です。また1回の施術における脱毛効果が高いため、他の脱毛方法よりも少ない回数で広範囲を脱毛できます。効果と効率を重視して早く終わらせたい人には適している脱毛方法です。

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じぶんクリニックの医療レーザー脱毛の特長

「じぶんクリニック」は、医療レーザー脱毛が受けられる脱毛専門クリニックです。熱破壊式と蓄熱式の2種類の医療レーザー脱毛機器を用意しており、先述した3種類のレーザー全てのタイプの照射ができるため、幅広い毛質や肌質に対応しています。

脱毛の施術を行うのは、定期的に社内研修を受け確かな技術を持った看護師のみです。施術を受ける方一人ひとりの毛や肌の状態を見極めながら、適切な出力で脱毛を行います。契約の前には必ず無料カウンセリングを実施しているため、脱毛に関するさまざまな不安や疑問があっても相談して納得してから施術を受けることが可能です。

また医療レーザー脱毛による痛みが心配な場合は、施術の前に無料のテスト照射を受けられます。カウンセリング時にテスト照射を希望することを伝えれば、予約状況を見て対応してもらうことが可能です。そのためじぶんクリニックでは、肌の弱い方や痛みが心配な方でもしっかり検討してから施術を受けられます。

まとめ

本記事では、脱毛方法の種類やそれぞれの特徴などについて解説しました。光脱毛や医療レーザー脱毛、ニードル脱毛といったそれぞれの脱毛方法は、目的や予算、条件によって、自分に適しているかどうかが大きく変わります。

なお効果の高い脱毛を効率的に受けたい人や医療従事者のいるクリニックで脱毛の施術を受けたい人は医療レーザー脱毛がおすすめです。医療レーザー脱毛は、発毛組織を破壊する永久脱毛の効果を期待できます。

医療レーザー脱毛の施術を受けられるじぶんクリニックでは、医療レーザー脱毛の3種類のレーザー全てに対応した脱毛機を用意しており、施術を受ける方に適した施術を受けることが可能です。シンプルなプランと料金体系が分かりやすく、無料のカウンセリングも行っています。「脱毛が初めて」「痛みが不安」という方でも安心して施術を受けられやすいクリニックです。

脱毛に興味がある人や医療レーザー脱毛が気になる人は、まずはお気軽にお問い合わせください。

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藤堂 紗織 医師
この記事の監修者
藤堂 紗織 医師
診療科目:美容皮膚科・内科
診療科目:美容皮膚科・内科

医療脱毛は「永久脱毛」と名がついているものもありますが、施術が完了すれば生涯一度も毛が生えなくなる保証があるというわけではありません。ホルモンバランスの変動などでごくまれに再度発毛することもあるということを認識しておきましょう。 また脱毛の痛みは毛質や体質にもよりますが、一般的には「ゴムで弾いたときのような痛み」として例えられることが多いです。施術時はこの痛みに連続して耐える必要があるため、多くのクリニックでは笑気麻酔や麻酔クリームなどのオプションが用意されています。