脱毛の知識

【医師監修】介護脱毛は本当に必要?メリット・デメリットや受けた方が良いタイミングを徹底解説

将来、介護を受けることを見越して、あらかじめVIO脱毛をしておく「介護脱毛」を希望する方が増えています。しかし、VIO脱毛は個人差はありますが痛みを伴う上に複数回の施術が必要なため、介護脱毛をするかどうか迷っているという方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、介護脱毛は本当に必要なのかをテーマに、介護脱毛のメリットやデメリットや受けた方が良いタイミングなどについて詳しく解説していきます。VIO脱毛を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

介護脱毛とは?

介護脱毛とは、将来介護を受ける際のデリケートゾーンに関わる悩みを軽減するために、あらかじめVIO脱毛をしておくことです。介護では、トイレの排せつ介助やおむつ交換、入浴などのシーンでデリケートゾーンを介護者に見られ、触れられることになります。

介護脱毛を受けることで、介護(介助)される方の心理的負担や、アンダーヘアに付着した汗や尿によって蒸れて炎症が起きるリスクを軽減できます。また、介護者にとってもデリケートゾーンをケアしやすくなるため、双方にメリットがあります。

アンダーヘアの脱毛方法は、大きく分けて「光(エステ)脱毛」と「医療レーザー脱毛」の2つです。光脱毛や家庭脱毛器による処理では、数年後に再び毛が生えてくる可能性があるため、発毛組織を根本から破壊でき、長期的な脱毛効果を見込める医療レーザー脱毛が介護脱毛として推奨されています。

医療レーザー脱毛では、医療機関で看護師や医師など医療従事者による施術を受けます。看護師や医師が施術を担当するため、万が一肌トラブルなどが発生しても、適切な処置を受けられるのもメリットの一つです。

介護脱毛については、次の3つのポイントを押さえておきましょう。

残す毛の量は選べる

介護脱毛では、完全に毛をなくすハイジニーナにする必要はありません。個人の好みや抵抗感に合わせて、毛の量を減らしたり、生えてくる範囲を狭くしたりする方法もあります。

毛の量が減るだけでも介助の負担が軽減し、介護を受ける側もアンダーヘアを見られる恥ずかしさが和らぐでしょう。また、毛を減らしたり生えてくる範囲を狭くしたりするだけの場合は、それだけ照射回数を抑えることができます。

定期的に通う必要があるため、心身の状態や経済的状況なども踏まえて、どのようなVIO脱毛をするのかを検討しましょう。

全ての人がやらなければならないわけではない

近年、介護脱毛は注目を浴びているものの、将来介護を受ける可能性がある全ての人が施術を受けなければいけないわけではありません。介護脱毛で将来に備えるかどうかは、個人の意思や考え方によって決めましょう。また脱毛には費用がかかる上に、アンダーヘアは太くて濃いため、感じ方には個人差があるものの、施術の痛みが比較的大きいとされています。

このような負担を考えずに脱毛に通うと、後悔するリスクが高まります。施術による負担も考慮して、介護脱毛を受けるかどうかを判断しましょう。

需要は年々増えている

介護脱毛は義務ではありませんが、需要は年々増えてきている傾向があります。これは一般的な傾向であり、当然ながら介護脱毛は必要ないと思う方もいます。

自身が親や家族の介護を経験し、将来自分が介護を受ける立場になったときのことをイメージすると、介護脱毛を受けたいと思うようになる可能性があります。反対に、将来介護されるようになったとしても、デリケートゾーンに関することについてそこまで気にならない、と考える方もいるでしょう。どれだけ周りの人が行っていても、自身の意思や考え方を踏まえて介護脱毛を受けるかどうか判断することが大切です。

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介護脱毛のメリット

介護脱毛のメリット

介護脱毛では、個人差はあるものの痛みを感じやすい上に定期的に通う必要があります。そこまでして介護脱毛を受けるべきかどうか悩む方も多いでしょう。介護脱毛を行うかどうかを判断する際は、メリットとデメリットを整理し、自身にとってメリットがどれだけ大きいのかを考えることが大切です。ここからは、介護脱毛のメリットについて、詳細をご紹介します。

清拭時の負担の軽減

介護脱毛のメリットの一つに、排せつ介助の際の拭き取りの負担が減ることが挙げられます。

将来介護される立場になったときに自力で排せつができない場合は、排せつの介助をしてもらわなければなりません。アンダーヘアの量が多いと、排せつ物の拭き取り漏れが起こりやすく、かゆみや赤みなどの肌トラブルが起きるリスクが高まります。そのため、介護者はより丁寧に拭き取らなければなりません。

それだけ拭き取りに時間がかかるため、介護者の負担が増えるだけでなく介護を受ける方の恥ずかしさも増すでしょう。アンダーヘアがなかったり少なかったりする状態であれば、それだけ排せつ物の拭き取りに時間がかからない上に、万が一肌トラブルになっていたとしても早期に発見しやすくなります。

炎症予防

介護が必要な状態の高齢者の方は、免疫力が低い傾向があります。免疫力が低いということは、炎症や感染症になりやすいということです。アンダーヘアに尿や汗が絡んで蒸れることで皮膚の常在菌が増殖し、デリケートゾーンに炎症が起きる恐れがあります。

介護脱毛を行えば、尿や汗、おりものなどが毛にからむことが無くなって清潔な状態を維持しやすくなるため、デリケートゾーンのトラブル防止につながります。

また炎症を放置するとシミになったり膿んだりする恐れがあるため、早期発見・早期治療が重要です。介護脱毛によって毛のない状態になっていれば、赤みや湿疹などに早く気付けるというメリットもあります。

ニオイの軽減

VIO(デリケートゾーン)の毛が多い状態では雑菌が繁殖しやすくなり、それによって悪臭が発生しやすくなります。特におむつを使用する場合はニオイがこもりやすくなるため、より悪臭が発生しやすいでしょう。

介護される側が自身のニオイに悩むだけではなく、介助者に精神的な苦痛を与える可能性もあります。また、そのような苦痛を与えることに対して恥ずかしさや申し訳なさを感じる方も多いのではないでしょうか。

介護脱毛によってアンダーヘアの量が減れば、汗や尿が絡んで蒸れることによる雑菌の繁殖が抑えられるため、悪臭が発生しにくくなります。清潔でニオイの少ない状態を保つことは、介護される側の恥ずかしさを和らげるだけではなく、介助者のストレスを軽減することにもつながるでしょう。

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介護脱毛のデメリット

介護脱毛のデメリット

介護脱毛にはさまざまなメリットがありますが、デメリットについても理解した上で、介護脱毛を受けるかどうかを判断することが大切です。ここからは、介護脱毛のデメリットをご紹介します。

施術中はデリケートゾーンを人に見せる必要がある

VIO脱毛の施術を受ける際は、スタッフにデリケートゾーンを見せる必要があります。紙パンツのように、なるべく素肌が見えないものに着替えるものの、レーザーを照射する際にはどうしてもデリケートゾーンを見られてしまいます。そのため、恥ずかしさや不快感を覚える方もいるかもしれません。

しかし、施術を担当するスタッフは専門的な知識と技術を持っており、さまざまな方のVIO脱毛を行ってきて施術に慣れています。また、個人のプライバシーを最大限に尊重してくれるため、思っていたよりも恥ずかしさや不快感が少なかったとの声も多いです。

脱毛特有の痛みがある

脱毛の施術では、少なからず痛みを伴うことが多いです。特にVIOの毛は太くて濃い上に他の箇所よりも肌がデリケートなため、他の箇所よりも痛みを感じやすいでしょう。ただし痛みの感じ方や効果には個人差があるため、過度な心配は不要です。

またクリニックによっては麻酔クリームを使用する他、冷却装置の使用や照射出力の調整によって痛みを抑えています。

なおじぶんクリニックでは、照射出力を抑えたレーザーを高速で照射する蓄熱式の医療レーザー脱毛機と、強力な冷却機能を持つ熱破壊式の医療レーザー脱毛機の2つの脱毛機を用意しており、施術を受ける方の毛質や毛量に合わせて使用する脱毛機を選択し痛みの少ない施術を実現しています。※ご自身での脱毛機の選択はできません。

脱毛後に前の状態に戻すのは難しい

医療レーザー脱毛は、毛の成長に関わる発毛組織をレーザーによる熱で破壊する施術です。発毛組織が破壊されれば、その箇所からは毛が生えづらくなります。医療レーザー脱毛によって一度生えづらくなった毛は、再び生やしたいと思っても意識的に生やすことはできません。

今後、アンダーヘアを再び生やしたいと思ったときに脱毛したことを後悔しないためにも、一気にVIOの毛を無くすのではなく、まずは毛の量を減らすことにとどめるのも1つの方法です。毛の量を減らしてみて、もっと快適に過ごしたい、自己処理の負担をさらに減らしたいと感じた場合は、毛の量をさらに減らすか全く毛がないハイジニーナと呼ばれる状態に脱毛するとよいでしょう。

介護脱毛をおすすめするタイミング

介護を受ける直前に「介護脱毛の施術を受けたい」と思ったとしても、そのタイミングでは思うように脱毛できない可能性もあります。ここからは、介護脱毛の施術を受ける、おすすめのタイミングについて詳しく解説します。

40~50代の白髪になる前

介護脱毛は、40〜50代の白髪になる前に受けることをおすすめします。医療レーザー脱毛は、レーザーが毛に含まれる黒いメラニン色素に反応することで熱が生じ、発毛組織にダメージを与え破壊する仕組みです。アンダーヘアが白髪となり、メラニン色素が少なくなってしまうとレーザーが反応せずに熱エネルギーが発生しなくなるため、脱毛効果を得られません。介護脱毛を検討している方は、どれだけ遅くとも白髪になる前に施術を受けることが重要なポイントです。

他の箇所の脱毛を検討しているとき

他の箇所の脱毛を検討している場合には、VIOの脱毛もまとめて行うことをおすすめします。

ワキや腕、足、背中など、ムダ毛が気になる箇所は他にも多く存在することが多いでしょう。これらの箇所とVIOを同時に脱毛することで、効率的に脱毛を受けられるようになります。また、クリニックによっては複数箇所の脱毛の施術を同時に受けることで割引料金が適用されるケースもあります。

まとめ

介護脱毛を行うことは義務ではありませんが、将来介護される際に清潔な状態を維持しやすい、恥ずかしさが軽減されるなど、数多くのメリットがあります。当然ながら脱毛には費用がかかりますが、介護される方と介護者の双方の負担を軽減できることを踏まえると、デメリットよりもメリットの方が大きいと言えるのではないでしょうか。介護脱毛は白髪になってしまった毛は脱毛効果を得られないため、後悔しないためにも早めに受けることをおすすめします。

なおじぶんクリニックでは、「全身+VIO」と「全身+VIO+顔」の2つのプランがあります。施術を受ける際も、塗るタイプの麻酔(有料)の使用や強力な冷却機能が付いた医療レーザー機器などで、痛みを極力抑えた脱毛が可能です。肌トラブルが起きた際は、医師による診察を受けられ、施術によって起きた肌トラブルの場合は無料で薬を処方してもらえます。

無料カウンセリングを実施しているので、介護脱毛やVIO脱毛を検討している方はまずはお気軽にお問い合わせください。料金プランから脱毛の効果やリスク、介護脱毛に関する不安やお悩みまでご相談いただけます。

横山 歩依里 医師
この記事の監修者
横山 歩依里 医師
診療科目:美容皮膚科
診療科目:美容皮膚科

年々需要が増している介護脱毛。VIOが清潔に保たれることで、自身の介護が必要になったときに介護者の負担を軽減することができます。
デリケートゾーンの毛も白髪になります。レーザー脱毛はメラニンの黒色に反応して毛根組織を破壊させるというメカニズムです。白髪になってしまった毛には黒の色素細胞がないため、レーザーを照射しても十分な脱毛効果は得られません。 そのため白髪になる前に、できるだけ早く脱毛を始める方がよいでしょう。