脱毛の知識

【医師監修】医療脱毛は麻酔なしだと痛い?箇所別の痛みの目安や痛みを抑えるためのポイントなどについて解説

医療脱毛と聞くと、強い痛みがあるとイメージされる方が多いのではないでしょうか。「医療脱毛は麻酔なしだと耐えられないのでは」と考えている方もいるでしょう。医療脱毛の施術を受けたいのに痛みが不安で迷っているという方も少なくありません。実際、医療脱毛は麻酔なしで施術を受けると痛みが強く出てしまうものなのでしょうか。

本記事では、医療脱毛は麻酔なしだと痛いものなのか、どれくらいの痛みがあるのかなどについて詳しく紹介します。

脱毛するならじぶんクリニック! お得な特別プラン実施中
全身+VIO
医療脱毛
5
税抜62,000
税込68,200
全プラン対象2つの特典付!

医療脱毛は麻酔なしだと痛い?

医療脱毛は、麻酔なしだと少なからず痛みを感じることが多いです。

医療脱毛には、医療レーザー脱毛とニードル脱毛と呼ばれるものがあります。医療レーザー脱毛では、施術を受けるときに照射されたレーザーが毛に含まれるメラニン色素に反応します。メラニン色素に反応すると熱エネルギーが生じ、発毛組織に働きかけて破壊する仕組みです。

レーザーによる熱エネルギーは、発毛組織だけでなくその周辺にも伝わるため、痛みが生じます。医療レーザー脱毛の痛みは、個人差はありますがゴムで弾かれたような痛みと例えられることが一般的です。

またニードル脱毛とは毛穴に針を刺して電流を流し、発毛組織を破壊する脱毛方法です。医療レーザー脱毛よりも痛みが出やすく、針を刺されるときにチクチクしたり、電流が流れるときにヒリヒリしたりします。そのため施術を途中で止めてしまう方もゼロではありません。

このように人によっては強い痛みを感じることもある医療脱毛ですが、中にはそこまで痛みを感じない方もいます。痛みの感じ方は個人差が大きいといえるでしょう。

【箇所別】麻酔なしで医療脱毛の施術を受けたときの痛みの目安

【箇所別】麻酔なしで医療脱毛の施術を受けたときの痛みの目安

麻酔なしで医療脱毛を受けた場合、どの程度の痛みがあるものなのでしょうか。痛みの程度は、施術を受ける箇所によっても異なります。痛みが出にくい箇所は麻酔なしでも問題ないことが多いですが、そうでない箇所は麻酔が必要だと感じる方もいるでしょう。

ここでは、箇所ごとに痛みの目安をご紹介します。ただし、痛みの程度は個人差が大きいので、あくまでも参考程度にご覧ください。

VIO

VIOは皮膚が薄く、痛みを感じやすい箇所です。さらに太くて濃いムダ毛が密集しているため照射したレーザーが強く反応しやすいだけでなく、神経や血管が集中しているのも痛みが出やすい原因です。

そのためVIOはさまざまな脱毛の施術箇所の中でも、痛みを強く感じやすいといわれています。特にiラインやOラインは粘膜に近い箇所のため、痛みを感じやすいです。ただし個人差もあり、VIOの施術を受けてもあまり痛くなかったという方もいます。

ワキ

ワキは脱毛の施術で痛みが出やすい箇所です。太くて濃いムダ毛が密集しているため、レーザーがよく反応して痛みを伴いやすいといわれています。

ただしワキは照射範囲が狭いため、短時間の施術で終わります。痛みがあったとしても短時間で済むので、あまり苦痛ではないと感じる方もいるようです。またVIOよりは痛みが少ないケースが多い傾向にあります。痛みが出やすい箇所ではありますが、耐えられないほどではないでしょう。

顔も痛みを感じやすい箇所です。VIOやワキのように濃くて太いムダ毛が密集しているわけではないので、「痛みは少ないのではないか」と考える方もいるでしょう。たしかに顔に生えているムダ毛は産毛が多く、細い毛が多いですが、皮膚が薄いだけでなく骨との距離も近いため痛みを感じやすいのです。

そのため顔の脱毛では骨に響くような痛みや、焼けるような痛みを感じる場合があります。特に額や鼻の下、口周りは痛みを感じやすい箇所です。

顔で痛みを感じやすいのは、照射する出力の強さも関係しています。産毛はメラニン色素が薄く、出力を強めに設定しないと発毛組織までレーザーの影響が及びません。他の箇所と比べると出力を強めて照射するケースが多いため、痛みを感じやすいのです。

ヒジ下・ひざ下・指

ヒジ下やひざ下、指も痛みを感じやすい箇所です。ムダ毛が密集していないものの、骨が出ているため痛みを感じやすい傾向にあります。ゴムで弾かれる痛みというよりは、骨に響くような痛みを感じるケースもあるようです。

ヒジ上・胸・お腹

ヒジ上や胸、お腹は痛みが比較的出にくい箇所です。皮膚が薄いわけでもなく骨も近くにないため、照射してもゴムで弾かれたり骨に響いたりするような痛みがあまりありません。VIOやワキのようにムダ毛が密集していることもないので、それほど痛みを気にせずに脱毛の施術を受けられます。

脱毛するならじぶんクリニック! お得な特別プラン実施中
全身+VIO
医療脱毛
5
税抜62,000
税込68,200
全プラン対象2つの特典付!

医療脱毛は麻酔なしでも問題ない?

医療脱毛は麻酔なしでも問題ない?

医療脱毛が麻酔なしでも大丈夫かどうかは、個人差があります。これは痛みの感じ方が人によって違うためです。同じ箇所の施術を受けても、麻酔が必要な方もいれば何もせず平気な方もいます。

痛みに弱い方や、痛みが出るのが心配で医療脱毛を受けるかためらっているという方は、麻酔を使用するとよいでしょう。麻酔を使用するかどうかは、完全に個人の自由です。クリニックのスタッフが麻酔を使うように強要したり、逆に使わないように勧めてきたりすることはありません。

麻酔の使い方として多いのは、VIOやワキのように痛みが強く出やすい箇所のみ使用するという方法です。

医療脱毛で痛みを感じやすい人の特徴

医療脱毛は、施術を受ける箇所によって痛みの出やすさが異なります。しかし施術箇所のみならず、施術を受ける方の肌質や体調などによっても痛みの程度は変わります。ここでは、医療脱毛で痛みを感じやすい方の特徴を見ていきましょう。

肌が乾燥している

肌が乾燥しているとバリア機能が低下するため、脱毛の施術時に痛みを感じやすくなります。バリア機能とは角質層の内側にある水分の蒸発を防ぎ、異物による刺激から肌を守るための機能です。

バリア機能が低下していると少しの刺激にも敏感になるため、レーザーの照射による痛みを感じやすくなります。また肌の水分量が少なくなることで、肌を熱から守りにくくなるというデメリットもあります。

日焼けをしている

日焼けをしていると、レーザーを照射したときに通常よりも痛みを感じやすくなります。レーザーはメラニン色素に反応する仕組みです。日焼けをした肌にはメラニン色素が多く含まれるため、レーザーがムダ毛だけでなく肌にも反応して熱エネルギーが発生、痛みが生じてしまいます。

そのため脱毛期間中の日焼けは基本的に避けるようにしてください。日焼けをした肌への照射は痛みが出るだけでなく、やけどや色素沈着などの肌トラブルが起こる可能性もあります。

クリニックによっては、日焼けをしていると脱毛の施術自体を断られることもあります。施術を受けられる場合も肌に影響がないように、レーザーの出力を下げなくてはなりません。出力を下げると脱毛効果に影響が出る可能性もあるため、脱毛期間中は可能な限り日焼けをしないように注意しましょう。

生理中である

生理中に脱毛の施術を受けると、いつもより痛みを強く感じる恐れがあります。そのため生理中の脱毛はあまりおすすめできません。生理中はホルモンバランスの変化により、肌が敏感になっていることで痛みを感じやすいのです。

また生理中は衛生面の関係上、ほとんどのクリニックでVIOやヒップの施術は受けられません。それ以外の箇所であれば、施術を受けられる可能性があります。

生理中にどの程度施術を受けられるかはクリニックによって異なるため、確認が必要です。ただし生理中の脱毛は痛みを感じやすくなるだけでなく、肌トラブルや感染症のリスクもあるため、基本的には控えるようにした方がよいでしょう。

脱毛の施術を受けるのが初めて

医療脱毛の施術を受けるのが初めての方は、より痛みを感じやすい傾向にあります。初めての方はムダ毛がまったく減っていない状態であり毛の量が多いため、レーザーの影響を受けやすいのです。

また医療脱毛は、毛量が減っていくにつれて痛みも軽減していくことが一般的です。最初のうちは麻酔を使ったり出力を調整してもらったりして対策しましょう。なお基本的には施術を受ける方の毛量や毛質に合わせて出力を調整してもらえるため、初めてであっても痛みを過度に心配する必要はありません。

脱毛するならじぶんクリニック! お得な特別プラン実施中
全身+VIO
医療脱毛
5
税抜62,000
税込68,200
全プラン対象2つの特典付!

医療脱毛で使用する麻酔の種類

医療脱毛で使用する麻酔の種類

医療脱毛で使用する麻酔には、主に塗り麻酔と笑気麻酔の2種類があります。クリニックによって扱っている麻酔が異なるため、気になっている方は事前に確認しておきましょう。

塗り麻酔

塗り麻酔とは、皮膚に塗ることで痛みを軽減するための局所麻酔です。痛みを完全になくすことは難しいのですが、塗ることで痛みを和らげます。照射する箇所に塗るだけなので、気軽に利用可能です。

塗布してから麻酔効果が出るまで少し時間がかかるため、照射の30分ほど前に塗るケースが多いでしょう。なお、じぶんクリニックでは、ご希望があればオプションで塗り麻酔を利用できます。痛みが気になる方はお気軽にご相談ください。

笑気麻酔

笑気麻酔とは、ガスタイプの麻酔です。亜酸化窒素という成分と酸素を混ぜたものを吸入することで痛みを和らげます。鎮痛作用だけでなく鎮静作用もあることが特徴です。お酒で酔ったときのような感覚になり、痛みに対する不安も軽減されます。

鎮痛作用や鎮静作用が続くのは、笑気麻酔を吸入している間のみです。吸入している間も意識は保たれていますが、吸入が終わってすぐは脱力感が出ることがあるため、余裕をもったスケジュールで挑むことが大切です。

医療脱毛で痛みを抑えるためのポイント

医療脱毛で痛みを抑えるためのポイント

医療脱毛は美容脱毛と比べると、どうしても痛みが出やすくなります。痛みを可能な限り抑えたい場合は、ここからご紹介するポイントを押さえておきましょう。

ただし、痛みの感じ方には個人差があります。ここからご紹介するポイントを押さえても痛みが生じる可能性もあるため、痛みがある場合は無理をせずクリニックのスタッフに伝えましょう。当日は出力を調整し、希望があれば次の施術から麻酔を使用できます。

蓄熱式の脱毛機を導入しているクリニックを選ぶ

医療レーザー脱毛で使用する脱毛機には、主に蓄熱式と熱破壊式と呼ばれる種類があります。特に痛みを抑えたい方は蓄熱式の脱毛機を導入しているクリニックを検討しましょう。蓄熱式脱毛機では低出力のレーザーを照射することで、発毛を促す働きのあるバルジ領域を破壊します。出力がそこまで高くないため、痛みもあまり強く出ません。

熱破壊式脱毛機では、発毛組織へ集中的にレーザーを当てることで脱毛していきます。蓄熱式よりも高い出力で照射するので、強い痛みを伴うことがあるでしょう。それぞれの脱毛機に特長や、適している箇所などがありますが、1種類しか脱毛機を導入していないクリニックもあります。痛みが気になる方は、蓄熱式の脱毛機を導入しているクリニックを選ぶとよいでしょう。

事前にテスト照射を受ける

クリニックによっては、事前にテスト照射を受けられます。テスト照射では、実際に腕や足に数発だけレーザーを照射して確認することが可能です。どれくらい痛みがあるのか、肌が赤くならないのかなどが分かります。痛みや施術後の肌トラブルが不安な方は、テスト照射を受けてみてください。

テスト照射で痛みが強いと感じた場合は、別の脱毛機を導入しているクリニックを検討したり麻酔を使用したりするとよいでしょう。事前カウンセリングと同じ日にテスト照射を受けられることもあるので、気になる方は予約をするタイミングで相談してみてください。

保湿・日焼け対策を徹底する

痛みをできるだけ軽減するためには、脱毛の施術前にしっかりと肌の保湿をしておくことが大切です。肌が乾燥した状態が続くと、バリア機能が低下して刺激に敏感になり、痛みを感じやすくなります。洗顔後にしっかりと化粧水で保湿し、上から乳液やクリームを重ねて潤いを閉じ込めるようにしてください。

体はボディローションやボディクリームなどを使って保湿します。脱毛の施術を受ける前後だけでなく日頃から保湿を行うことがポイントです。また、こまめに日焼け止めを塗ったり日傘や帽子を使ったりして日焼けをしないよう対策をしましょう。日焼け対策も普段からしっかり行うことが大切です。

なお、脱毛の施術を予定している前日・当日については油分の多いスキンケアは控えるようにしてください。油分が毛穴に入り込むことで、レーザーが成分に反応して肌トラブルにつながったり、発毛組織に届かず脱毛効果が下がったりする可能性があります。

麻酔を使用する

蓄熱式の脱毛機を使っているクリニックを選んだり、肌の保湿をしたりすることで痛みを軽減できます。しかし、それでも少なからず痛みが出てしまう場合もあるでしょう。そのようなときは、麻酔を使用するのも一つの方法です。

塗り麻酔だけ用意があるクリニックもあれば、笑気麻酔も用意されているクリニックもあります。また麻酔の費用は、クリニックによってさまざまです。事前に確認しておくようにしましょう。

脱毛するならじぶんクリニック! お得な特別プラン実施中
全身+VIO
医療脱毛
5
税抜62,000
税込68,200
全プラン対象2つの特典付!

まとめ

医療脱毛は痛みが強いといわれることがありますが、必ずしも麻酔が必要なわけではありません。ヒジ上や胸、お腹は比較的痛みを感じにくい箇所です。一方で、VIOやワキ、顔などは痛みが出やすいので、麻酔の使用を検討してみてください。痛みに対して不安がある方は、おおよその痛みの程度が分かる契約前にテスト照射を受けておくのもよいでしょう。

全身医療脱毛専門クリニックである「じぶんクリニック」では、2種類の脱毛機を採用しています。蓄熱式と熱破壊式の両方を導入しており、痛みに配慮した施術が可能です。施術は定期的に研修を受けている看護師が、一人ひとりの肌の状態を見極めながら適切な出力で行っています。

無料でテスト照射もできるので、希望される方はお気軽にご相談ください。痛みに不安がある方は、オプションで塗り麻酔の使用も可能です。

鈴木 稚子 医師
この記事の監修者
鈴木 稚子 医師
診療科目:美容皮膚科
診療科目:美容皮膚科

医療脱毛は美容脱毛より出力が高い分、どうしても痛みを感じやすい傾向があります。特にVIOやワキのように、ムダ毛の量が多く濃い箇所は痛みが出やすいです。痛みが強いと感じたら、我慢せずに麻酔の使用を検討してみてください。麻酔を使用しても脱毛の効果が弱まることはありません。

また施術時の痛みを軽減するためには、事前の自己処理をしっかりしておくことも大切です。ムダ毛の長さが2mm程度になるように剃ってください。自己処理が不十分だと、レーザーが過剰に反応して痛みが出やすくなりますので気を付けましょう。