脱毛の知識

【医師監修】脱毛は秋・冬から始めるのがおすすめ!メリットや注意点について解説

脱毛を始める時期はどのタイミングがよいのか迷う方もいらっしゃるでしょう。結論としては、脱毛は秋・冬にスタートするのがおすすめです。

肌の露出が増え始める春・夏に脱毛を意識し始める方が多いですが、こうした時期から急いで脱毛を始めてもその年の夏には間に合いません。脱毛は1回で完了するものではなく、一定の期間を空けながら複数回施術を受ける必要があるためです。

本記事では、脱毛を秋・冬に始めるメリットや注意点などについて解説します。具体的に何月から動き出せばよいかの目安もお伝えするので、次の夏までに脱毛を完了させたい方は参考にしてください。

脱毛は秋・冬から始めるのがおすすめ!

冒頭でもお伝えしましたが、脱毛は秋・冬に始めるのがおすすめです。脱毛の仕組み上、施術をスタートしてからムダ毛が目立たない状態になるまでには一定の期間がかかります。露出が増える夏までに、自己処理が楽になるほどの状態を目指したい方は、秋・冬から脱毛の準備を検討してみてください。

秋・冬に脱毛を始めるメリット

脱毛の効果そのものに季節差はありませんが、脱毛を秋・冬に始めることで多くのメリットが得られます。以下では、秋・冬に脱毛を始めるメリットを4つ紹介します。

次の夏までに脱毛完了が目指せる

秋・冬は、次の夏までにムダ毛を少なくするために、十分な脱毛期間を確保できる時期です。春・夏を迎えてからムダ毛の処理を面倒に感じ、脱毛を始める方は多くいます。しかし残念ながら、脱毛の施術を受けたその日から脱毛効果を実感できるわけではありません。医療脱毛であっても、毛が抜け落ちるのを実感できるまでに数日〜数週間かかることもあります。

また脱毛は1回ではなく複数回施術を受ける必要があるため、理想の肌を手に入れるまでにはある程度の期間を要します。「それなら連日続けて施術を受ければいい」と考える方もいらっしゃいますが、短期間に集中して施術を受けても十分な脱毛効果は得られません。体に存在する発毛組織にまんべんなくダメージを与えるには、毛が生え変わるサイクル(毛周期)に合わせてタイミングよく施術を受ける必要があるからです。

施術箇所にもよりますが毛周期は平均1〜3カ月のため、一定の期間を空けながら複数回クリニックやサロンに通わなければなりません。春・夏を迎えてから焦って脱毛を受けても、その年の夏には間に合わない可能性が高いでしょう。

ムダ毛を気にせず夏を満喫したい方は、秋・冬の時期から余裕を持って脱毛の計画を検討してください。

予約が取りやすい

秋・冬はクリニックやサロンが空いており、予約が取りやすいというメリットもあります。

前述のとおり春・夏は脱毛の施術を受ける方が多いため、予約が埋まりやすい傾向にあります。急な用事が入ったり生理が重なったりしてキャンセルしなければならない場合、次の予約を取れるのが数カ月先になる可能性もゼロではありません。

一方で秋・冬なら予約枠に比較的余裕があるため、脱毛を始めるときも好きなタイミングで予約を取りやすく、急なキャンセルが必要になったときもスケジュールを変更しやすいです。プライベートの予定と脱毛のタイミングをずらすといった融通も利きやすいでしょう。

計画の立てやすさの観点からも、脱毛を始めるなら秋・冬が狙い目といえます。

日焼けの心配が少ない

脱毛期間中はレーザーや光の照射による肌トラブルを防ぐため、日焼けを避ける必要があります。その点、秋・冬は紫外線の量が比較的少ないため、過度に日焼けの心配をする必要はありません。

気象庁の調査によると、11月半ば〜1月は特に紫外線の量が少ない月であることが分かります。(※)日焼けの観点から考えると11月や、早くても紫外線の量が中程度から徐々に少なくなっていく10月以降に脱毛を始めるのがよいでしょう。

※参考:国土交通省 気象庁「日最大UVインデックス(観測値)の年間推移グラフ

もし脱毛の施術を受けるタイミングで日焼けをしていると、脱毛機のレーザーや光を照射した際にやけどのリスクが高まります。レーザーや光は毛だけでなく、日焼けをした肌に含まれるメラニン色素にも反応して熱を発生させるからです。多少の日焼けであれば問題ないと判断されるケースもあります。しかし日焼けによって肌が黒くなっている場合は、安全を考慮して施術を中止することもあると覚えておいてください。

秋・冬は紫外線が少ない上に長袖の服などを着用することが多いため、自然と日焼け対策ができます。肌トラブルのリスクを抑えられるという理由からも、秋・冬に脱毛の施術を受けるのがおすすめです。

自己処理の頻度を抑えられる

秋・冬は自己処理の頻度や範囲を抑えられるため、健康的な肌の状態を保てます。

春・夏は気温が高いので肌の露出が増え、特に腕や足のムダ毛が気になりやすいでしょう。しかしカミソリなどで自己処理をすると刃が直接肌に触れるため、赤みや炎症といった肌トラブルを引き起こしやすいのです。

炎症を起こした肌は敏感な状態になっているため、レーザーや光を照射したときに強い痛みを感じやすくなります。そのため重度な肌トラブルがある場合は、脱毛の施術を受けられないこともあります。

一方、比較的肌の露出が少ない秋・冬であれば、自己処理をする頻度やその範囲も自然と少なくなるでしょう。自己処理による肌トラブルのリスク、刺激による肌へのダメージも減るため、脱毛の施術を受けても健やかな肌を保ちやすいです。

できる限り肌への負担を抑えながら脱毛の施術を受けたい方は、秋・冬から脱毛を検討してみてください。

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秋・冬に脱毛を始める際の注意点

秋・冬に脱毛を始める際の注意点

ここまで秋・冬から脱毛をスタートするメリットをお伝えしました。一方で秋・冬だからこそ気を付けるべきポイントもあります。

以下では秋・冬に脱毛を始める際の注意点を5つ紹介します。次の夏までにスムーズに脱毛を完了するためにも、ぜひ押さえておいてください。

肌が乾燥しやすく徹底した保湿が必要

秋・冬は空気が乾燥しやすく肌の水分も奪われやすいため、普段以上に保湿を徹底しましょう。

肌のバリア機能を維持するためには、肌の水分量が重要です。保湿により肌に十分な水分量を与えていれば、肌を健康な状態に維持しやすくなります。その反面、肌が乾燥しているとバリア機能が弱まり、わずかな刺激でも敏感になり痛みや炎症を引き起こしやすくなるでしょう。

脱毛は発毛組織にダメージを与える行為であり、少なからず肌にも負担がかかります。肌が乾燥していると痛みを感じやすくなったり、肌トラブルのリスクが高まったりします。

春・夏であっても保湿は必要ですが、秋・冬はより一層保湿を徹底することを心掛けましょう。

服の摩擦により肌に負荷がかかる可能性がある

秋・冬は比較的気温が低いため、長袖の衣服を着用することが多いでしょう。しかし衣服と肌の接触面積が増える分、摩擦による負荷がかかりやすいです。

また肌に密着しやすい衣服は、摩擦の原因となります。特にストッキングやタイツは身体を動かした際にこすれやすいです。下半身の脱毛期間中は、足全体に密着するレッグウェアの着用をできるだけ避けてください。

前述のとおり、ただでさえ秋・冬は乾燥によって肌のバリア機能が弱まっています。また脱毛の施術でレーザーや光を照射すると皮膚周辺の温度が高まるため、さらに肌の水分が蒸発しやすくなります。少しでも肌トラブルのリスクを抑えるため、秋・冬の脱毛期間中は肌との摩擦が生じにくく、ゆったりとした衣服を着用するとよいでしょう。

代わりに厚手の靴下やロングスカート、ワイドパンツを着用するなど工夫しながら寒い冬を乗り切るのがおすすめです。

ジェルを使用する施術では冷たさを感じることもある

秋・冬は施術を受けるときに用いるジェルで、冷たさを感じやすいのも注意点の一つです。レーザーや光を照射したときに発生する熱は、痛みの原因となります。そこでクリニックやサロンによっては専用のジェルを肌に塗布することで、熱による刺激を抑えています。

ジェルはひんやりとしているため、特に秋・冬は想像以上に冷たさを感じやすいでしょう。ただしクリニックやサロンでは温度管理がなされており、室温がキープされています。ジェルの冷たさを感じるのは塗布した瞬間のみであり、徐々に気にならなくなるでしょう。

施術を受けるときにジェルを使用するかどうか知っておきたい方は、事前のカウンセリングで確認してみてください。

寒くても脱毛の施術当日は湯船につからない

秋・冬は気温が下がるため、湯船に入って身体を温めたいという方も多いでしょう。しかし脱毛の施術を受けた日の夜は、季節によらず入浴を控えてください。

レーザーや光を照射すると肌に負担がかかり、少なからず赤みやヒリヒリ感が残ります。こうした状態で入浴すると脱毛箇所に痛みが生じやすいだけでなく、血行の促進によって炎症が悪化するリスクもあります。

施術を受けた日の夜は湯船にはつからずに、シャワーのみで済ませるのがおすすめです。秋・冬は水温を高く設定しがちですが、脱毛の施術を受けた当日のシャワーは、普段よりも低めに設定するとよいでしょう。

また施術を受けた日の翌日以降も赤みやヒリヒリ感が残る場合は、症状が収まるまで入浴を控えましょう。数日たっても症状の改善が見られない場合は放置せず、脱毛の施術を受けたクリニックの医師や看護師、あるいはかかりつけ医に相談してください。

脱毛の施術当日はこたつの使用にも注意

秋・冬は家庭にこたつを設置している方も多いですが、脱毛の施術を受けた日の夜はこたつの使用をできるだけ控えてください。

こたつは遠赤外線によって体を局所的に温めるものです。脱毛の施術を受けた直後は肌が敏感になっているため、長時間こたつに入ると肌に熱がこもり刺激となりやすいのです。また前述した入浴と同様に、こたつの使用によって血行が促されるため、炎症を引き起こしやすくなります。

施術を受けた当日は厚着をする、あるいはこたつの代わりにエアコンを付けて過ごしましょう。

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具体的には何月から脱毛を始めるのがよいの?

具体的には何月から脱毛を始めるのがよいの?

ここまで秋・冬に脱毛を始めるメリットや注意点をお伝えしました。一方で「秋・冬といっても、具体的に何月から脱毛の施術を受けたらよいのか分からない」という方もいらっしゃるでしょう。

次の夏までの脱毛完了を目指す場合は、逆算してスケジュールを立てるとスムーズです。全身脱毛で、自己処理が楽になるまでの施術回数の目安は以下のとおりです。

脱毛の種類 自己処理が楽になるまでの施術回数の目安(※)
医療レーザー脱毛 約5〜7回
光脱毛 約12〜18回

※自己処理が楽になったと実感できるまでの施術回数には個人差があります。

脱毛の施術を受ける間隔は毛周期に合わせて、平均1〜3カ月に1回のペースで計画を立てましょう。1カ月の経過を待たずに複数回施術を受けても、脱毛効果は変わらないばかりか、肌を痛める恐れがあるからです。

医療レーザー脱毛で6月中に脱毛完了を目指す場合のスケジュール例を、以下に示しました。

施術の回数 1カ月に1回施術を受ける場合 2カ月に1回施術を受ける場合
施術1回目 2月 10月
施術2回目 3月 12月
施術3回目 4月 2月
施術4回目 5月 4月
施術5回目 6月 6月

医療レーザー脱毛を1カ月に1回のペースで受けるとすると、脱毛完了までに5カ月かかる計算です。6月までにムダ毛をなくしたい場合は、遅くとも2月までに初回の脱毛を受けられるようスケジュールを立てましょう。

ただしクリニックによっては、1カ月ごとにタイミングよく予約を取れない場合もあります。余裕を見て2カ月に1回のペースで施術を受ける場合は、10月に初回の脱毛を受けるとよいでしょう。

まとめ

脱毛を完了させるには少なくとも1〜3カ月の期間を空けながら、複数回施術を受ける必要があります。次の夏までに余裕を持ってツルツルな肌を目指したいなら、秋・冬から脱毛の施術を受けることがおすすめです。

ただし秋・冬は空気が乾燥しやすいため、保湿を徹底して行う必要があります。特に脱毛後はより一層肌が乾燥するため、春・夏よりも入念な保湿を心掛けましょう。

医療脱毛専門クリニックの「じぶんクリニック」では脱毛後の肌トラブルを抑えるために、3種類から選べる保湿ケアをオプションでご用意しています。乾燥しやすい秋・冬は脱毛の施術と併せてスキンケアにも力を入れてみてください。(※内容は予告なく変更になる場合がございます。)

またじぶんクリニックで施術を担当する看護師は定期的に研修を受けており、施術を受ける方一人ひとりの毛質や毛量に合わせて、適切な脱毛機の選定や出力の調整を行います。
次の夏までに脱毛を間に合わせたい方は、ぜひお気軽に無料カウンセリングを受けてみてください。

大井 美恵子 医師
この記事の監修者
大井 美恵子 医師
診療科目:皮膚科・内科・小児科
診療科目:皮膚科・内科・小児科

脱毛のニーズが特に高まり、クリニックやサロンの予約が混み合い出すのは、肌の露出が増える春と夏です。しかし脱毛の施術を受けたその日からすぐにムダ毛が目立たなくなるわけではありません。たとえば、医療脱毛において自己処理が楽になるまでには少なくとも5カ月を要するため、春先から脱毛を始めても夏には間に合わないのです。

時間と心に余裕を持って次の夏を迎えるためにも、できれば前年の10月、遅くとも2月には脱毛を始められるよう計画を立てましょう。