脱毛の知識

ワクチン接種前後に脱毛は可能?脱毛のタイミングやムダ毛処理についても解説

脱毛を検討している方の中には、ワクチン接種を受けてもよいのか不安に思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
脱毛は1年~2年以上かけて施術を繰り返すため、脱毛期間中にワクチンを打たなければならない場合もあるでしょう。しかし脱毛の施術前後にワクチンを接種すると副反応が出てしまう可能性もあります。
本記事では、脱毛の施術とワクチン接種の両方を受ける方の疑問が解決できるよう、ワクチン接種前後の脱毛について解説していきます。

脱毛前後にワクチン接種をしてもよいの?

新型コロナウイルス感染症やインフルエンザ、はしか、風しんのワクチンなど、どのような種類のワクチンでも脱毛前後は接種を控えるようにしてください。
万が一、脱毛期間中にワクチン接種のタイミングが被ってしまった場合は、脱毛の施術スケジュールをずらすなど調整しましょう。
扱う脱毛機や脱毛方法が異なるため、クリニックやサロンによってワクチン接種日からどの程度期間を空ければ脱毛を受けられるかが変わります。以降に紹介する期間は一般的なものなので、詳細は脱毛の施術を受けるクリニックやサロンに確認してください。
ここからはワクチン接種と脱毛の期間について、予防接種の前、当日、接種後別に解説します。

ワクチン接種日の1日~1週間前から脱毛を控える

ワクチン接種日の1日~1週間前は、脱毛を控えましょう。
脱毛後の肌はバリア機能の低下によりデリケートになっています。施術後に赤みや腫れなどの症状が見えなくても肌は負担がかかっている状態です。この敏感な状態の肌にワクチンを打つと、通常よりも発疹や腫れなどの肌トラブルを引き起こしやすくなります。
ワクチン接種の1日~1週間前には、脱毛の施術を受けないようにしましょう。

ワクチン接種日当日の脱毛はNG

ワクチンを接種した当日に脱毛の施術を受けてはいけません。たとえワクチン接種後に副反応が出ていなくても、同じ日に施術を受けることはやめましょう。
ワクチンを接種したときに「当日は熱いお湯での入浴やサウナ、激しい運動などを避けるように」といった注意を受けるでしょう。脱毛の施術は肌に高温のレーザーや光を照射するため、こうした注意事項に該当する行為となります。

また先述したとおり、脱毛は肌に非常に負担がかかります。照射したことでワクチン接種の注射痕が赤くなったり腫れたりする可能性があるため、上記のような注意がなくとも同日の脱毛はしないでください。同じ理由でワクチン接種当日にムダ毛の自己処理をすることもやめておきましょう。

ワクチン接種日から3日~1週間は脱毛を控える

ワクチン接種後から3日~1週間は脱毛を控えるようにしてください。またワクチン接種日から3日~1週間が経過しても、ワクチン接種の副反応が残っている場合は脱毛の施術を見送りましょう。ただし、この期間についてもあくまで一般的な目安です。自身の体調や肌の状態、それぞれのクリニック・サロンにおけるルールに合わせて適切なタイミングで施術を受けてください。
例えばじぶんクリニックでは、新型コロナウイルス感染症のワクチンとインフルエンザなどその他の予防接種の種類によって脱毛を控えるべき期間が異なります。詳細は以下のとおりです。

予防接種は、脱毛した翌日よりお受けいただけます。すべての予防接種において、接種後3日以内は“接種箇所”を避けて照射いたします。
※3日経過後も赤みや腫れなど等の炎症が見られる際は、炎症箇所を避けて照射させていただく場合がございます。

コロナワクチンの予防接種については、接種後3日以内は接種箇所のみに限らず全身照射不可となります。
※接種後、腫れ・痛み・赤みなど等がある場合は、症状が出ている箇所は避けて照射します。接種後4日目以降は熱が無ければ、全身照射可能となります。
※接種後3日以内について:接種日当日を0日として数える。
例:3月1日に予防接種受けた場合、3月5日より全箇所の施術可(3月4日までは不可)
(※)
※出典:じぶんクリニック「FAQよくある質問

脱毛前後にワクチン接種するのがNGな理由

脱毛前後にワクチン接種するのがNGな理由

それでは、なぜ脱毛前後にワクチン接種を行ってはいけないのでしょうか。ここからは、脱毛の施術がワクチン接種に及ぼす影響について解説します。

副反応が強く出る可能性が高まる

ワクチンを接種すると、接種直後は体に免疫が作られるため通常よりも抵抗力が下がったり、体調不良になったりすることがあります。
まれにワクチン接種による発熱や頭痛、倦怠感などの副反応が出ることがありますが、接種前後に脱毛の施術を受けるとこれらの副反応が強く出る可能性が高まってしまうのです。体に負担がかかるため、健康な状態で脱毛の施術を受けることが望ましいでしょう。

肌トラブルを引き起こしやすい

脱毛直後の肌は乾燥によりバリア機能が低下するため、普段よりもデリケートな状態になっています。
このタイミングでワクチンを接種すると、通常よりも腫れや赤み、かゆみなどの肌トラブルを招く可能性が高まります。普段は脱毛による肌荒れと無縁な方でも、ワクチン接種前後に脱毛の施術を受けると、炎症を引き起こす可能性はゼロではありません。
肌トラブルを避けるためにも、ワクチン接種予定日と十分な期間を空けて脱毛の予約を入れるように気を付けましょう。

肌トラブルが起きたときに原因が特定しにくい

ワクチン接種と脱毛施術の日程が被ると、万が一肌トラブルが起きた際に、ワクチン接種による反応なのか脱毛による症状なのかが判別しにくくなってしまいます。肌トラブルだけでなく、倦怠感や体の熱っぽさなど、体調が悪くなったときも区別が困難です。
症状の原因が特定できないことで迅速に対応できず、重大な医療トラブルを引き起こしてしまう可能性もあります。
どちらが原因であるかを特定しやすいように、時期をずらして受けることが推奨されています。一定の期間が経過していても、ワクチン接種の副反応が落ち着くまで脱毛の施術を待つ必要があるのはこのためでもあるのです。

ワクチン接種時に痛みを強く感じやすい

先述したように、脱毛直後の肌は非常にデリケートで敏感です。いつもより刺激を感じやすく、ワクチンを接種するときの痛みをより強く感じることがあります。
さまざまな症状に個人差があるように、どれほど痛みを感じるかには個人差があります。しかし注射による痛みの程度は、針によって神経を損傷していないかなど万が一のトラブルを判断する基準にもなるのです。ワクチン接種でのトラブルを判断するためにも、接種時に影響が出る脱毛は控えるべきだといえます。

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ワクチン接種前後に脱毛をしたい場合は医師に相談すること

脱毛の予約が入っている直前あるいは直後にワクチン接種の予定が入りそうな場合は、どちらかの予約を変更してください。
予定の関係上やむを得ずワクチン接種の前後で脱毛をしたいときは、まず医師に相談しましょう。ごく近い期間に予定している脱毛のことを相談せずに自己判断でワクチンを接種してしまうのは、先に述べたリスクを伴う危険な行為です。またどれくらい期間を空ければよいか分からないときや、思ったよりも副反応が長引いているときなど、判断に迷う場合にも医師に相談し、指示を仰ぎましょう。

ワクチン接種後はムダ毛の自己処理も控えること

ワクチン接種後は、基本的には脱毛だけでなくムダ毛の自己処理も避けた方がよいです。
ムダ毛の自己処理はどのような方法であっても肌への負担がかかり、肌トラブルを引き起こしやすいです。ワクチン接種直後の免疫力が下がっている状況では、炎症も治りにくく、肌状態の悪化にもつながります。
また自己処理で肌トラブルを起こしてしまうと、治るまでは脱毛の施術を受けられなくなります。ワクチン接種前後は間隔を空ける必要があり、さらに脱毛の期間が伸びてしまうこともあるので、ムダ毛の自己処理も行わないようにしましょう。

ワクチン接種以外で脱毛前後に気を付けること

ワクチン接種以外で脱毛前後に気を付けること

ワクチン接種以外にも脱毛前後にやってはいけないことがあります。ここからは、脱毛前後に気を付けた方がよい行為について解説していきます。

日焼け

脱毛期間中の日焼けは避けてください。脱毛前に日焼けをしてしまうと、脱毛のレーザーや光が肌全体のメラニン色素に反応してやけどや炎症を引き起こす可能性があります。
クリニックやサロンによっては、日焼けをしている肌への施術は受けられないところもあるため脱毛に通っている間は日焼け対策が必要です。また脱毛後に日焼けをしてしまうと、デリケートな状態になっている肌にさらなる負荷をかけることになってしまい、肌トラブルを引き起こす恐れがあります。日焼け止めや帽子、日傘、UVカット機能のあるアウターなどを活用してなるべく日焼けをしないように生活してください。

制汗剤の使用

脱毛の前後に制汗剤を使用するのも控えましょう。
制汗剤は毛穴や汗腺に付着して汗の出口を引き締め、発汗を抑える仕組みです。脱毛前に制汗剤を使用すると、毛穴に制汗剤の成分が入り込むことでレーザーが反射したり分散したりして毛根に届きにくくなります。その結果、脱毛効果を十分に得られず、脱毛完了までに必要な期間が本来よりも延びてしまう場合もあるので使用しないように注意しましょう。

また制汗剤の中には清涼感を与えるため、肌への刺激が強いものも多くあります。脱毛直後のデリケートな肌には刺激が強すぎるものもあり、肌トラブルの原因になりかねません。

薬の服用・塗布

脱毛期間中に薬を服用したり、塗布したりすることも控えた方がよいです。
薬の種類によってはレーザーや光に反応して炎症を起こすものもあり、肌トラブルにつながってしまう可能性があります。特に夏場はついついかゆみ止めや虫よけスプレーなどを使用してしまいますが、薬剤であることに変わりないため直前に付けないようにしましょう。
医師が施術を行う医療脱毛に限りますが、使用している薬がある場合は、施術を受ける前のカウンセリングにて必ず医師に相談してください。脱毛期間中に薬が増えた場合も忘れずに申告しましょう。脱毛サロンに通っている場合は、薬を処方してもらっている医療機関で相談しておくとよいでしょう。

体を強くこすって洗う

脱毛期間中に、タオルやスポンジを使用して強くこすり洗いをするのは控えてください。脱毛後の敏感な肌には、タオルやスポンジの小さな摩擦も炎症や肌トラブルの原因になりかねません。
体を洗うときはボディソープや石鹸をしっかりと泡立てて、手のひらで優しくなでるように洗うようにしてください。

激しい運動・飲酒

脱毛の前後は、激しい運動や飲酒も控えた方がよいでしょう。激しい運動やアルコールの摂取によって、体温が上昇して血行が促進され、肌表面の熱が下がりにくくなってしまいます。熱を帯びたままの肌に脱毛の施術をすると、赤みやかゆみ、やけどなど肌トラブルが生じやすくなります。
また飲酒や運動によって体調が万全な状態ではないときは、施術後に体調不良を起こしやすいです。脱毛前後に体に負担がかかるような激しい運動や飲酒、サウナや岩盤浴なども控えるようにしましょう。

まとめ

本記事では、ワクチン接種前後の脱毛について解説しました。肌に大きな負担がかかってしまう脱毛の前後では、ワクチンによる副反応が強く出たり、肌トラブルを引き起こしたりする恐れがあります。
これから脱毛を検討している方は、ワクチン接種の時期も考慮して無理のない施術スケジュールを設定しましょう。
医療レーザー脱毛の施術を受けられる「じぶんクリニック」では、丁寧な事前カウンセリングを実施しており、ワクチン接種を予定している方でもお気軽にご相談いただけます。医療機関であるため、万が一体調不良や炎症などのトラブルが起きても適切に対応できるよう体制を整えています。

また事前に連絡をすれば、当日にキャンセルをしても料金がかかったり回数の消化扱いになったりすることがありません。会員専用のWebサイトやアプリからいつでも予約の変更が可能なため、急にワクチン接種が決まってもスケジュールを調整しやすいです。脱毛に興味がある方はもちろん、ワクチン接種と脱毛について不安や疑問がある方は、一度じぶんクリニックの無料カウンセリングにてご相談ください。

大井 美恵子 医師
この記事の監修者
大井 美恵子 医師
診療科目:皮膚科・内科・小児科
診療科目:皮膚科・内科・小児科

脱毛の施術は少なからず体に負担がかかります。ワクチン接種による副反応が出ている・出ていないにかかわらず、一定の期間は脱毛を控えるようにしてください。副反応が大きいとされているワクチンを予定していると、不安になることや気がかりなことも増えるでしょう。不安を抱えたままにせず、少しでも懸念や疑問がある方は、脱毛を受ける医療機関の医師や、ワクチン接種を予定している医療機関で相談してください。長い脱毛期間中、ワクチン接種ともうまく付き合えるよう、脱毛を受けるクリニックやサロンを選ぶ際はスケジュール調整の簡単さやアフターケアの内容で比較することも大切です。