脱毛の知識

顔脱毛で失敗することはある?メリットやデメリット、満足いく脱毛にするための6つのポイントを紹介

顔脱毛を検討している方の中には、「顔脱毛には興味はあるけれど、失敗したらどうしよう」と不安に感じている方もいるでしょう。顔は人目に付きやすく少しの変化でも目立つため特に失敗したくないと感じる箇所です。

本記事では、顔脱毛の失敗例や顔脱毛のメリット・デメリットを紹介し、それらを踏まえて顔脱毛で失敗しないための6つのポイントについて解説します。顔脱毛を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

顔脱毛とは?

顔脱毛とは、顔の表面に生えている産毛にレーザーや光を照射して脱毛することです。額や頬、鼻、口周りなど気になる箇所を脱毛することで、肌のトーンアップや化粧ノリが良くなるなどさまざまな効果を得られます。なおクリニックやサロンによっても異なりますが、目の周りや眉毛など施術できないケースもあるため、検討している方は顔脱毛で施術できる箇所を一度確認することをおすすめします。

顔の脱毛方法には、主に医療レーザー脱毛と光脱毛の2種類があります。医療レーザー脱毛はメラニン色素を含んだ毛根などの発毛組織に反応するレーザーを照射し、放熱によって毛根を破壊することで脱毛する方法です。一方、光脱毛はメラニン色素に光を照射して熱を発生させることで毛の再生力を弱らせます。どちらもメラニン色素に反応させる仕組みは同じですが、レーザー脱毛に比べて光脱毛は出力が弱く発毛組織を破壊できません。そのため一時的な抑毛・減毛にとどまり、継続的な効果を得にくいです。

また光脱毛は出力が弱いためエステサロンでも使用できますが、レーザー脱毛は医療機関でしか使用が認められていません。

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顔脱毛で失敗することはある?

「顔脱毛で失敗した」「顔脱毛はしないほうがいい」などの口コミを見たことがあるかもしれません。まれに顔脱毛をして失敗したと後悔している方もいますが、事前に顔脱毛についてしっかりと把握し正しく対策をとれば基本的には失敗することは少ないです。

ここからは、顔脱毛で失敗したと感じた方はなぜそのように感じたか、どうすれば防ぐことができたのかをご紹介します。

効果を実感しにくい

顔に生えている産毛は普通の毛よりもメラニン色素が薄いです。そのため、脱毛機のレーザーや光が反応しにくいため、何回かの施術だけでは「あまり効果を感じない」と感じるケースがあります。しかし普通の毛よりは反応しにくいものの、回数を重ねて施術を受ければ産毛であっても脱毛できます。効果を実感するには数回で止めずに、根気よく脱毛をしていくことが大切です。

額が広くなった

額の脱毛をする際に、脱毛範囲が広すぎて額が広くなったように感じる場合があります。他にも「生え際がハッキリしすぎてしまった」や「もみあげが希望とは異なる形になってしまった」など、脱毛後にイメージとは違う結果になるケースもあります。顔は体とは違い人目に付く箇所であり、凹凸や生え際などの湾曲したラインのある複雑な形状をしています。医療レーザー脱毛の場合、脱毛が完了すると基本的には毛が生えてこなくなるので、修正がききません。後悔しないためにも事前にカウンセリングでデザインや照射範囲を担当するスタッフとイメージをすり合わせることが大切です。

汗が増えたように感じる

顔脱毛後に汗が増えたように感じるケースがあります。しかし医学的な根拠はなく、汗が増えたように感じるのは、単純に毛がなくなり、肌へダイレクトに流れ落ちることによる錯覚だと言われています。脱毛前は顔の産毛に汗が溜まっていたのが、産毛がなくなることで流れやすくなっただけで、汗の量も質も変わっていません。むしろ、汗が溜まらなくなるため、メイクが崩れにくくなるという顔脱毛のメリットにもつながっていきます。

顔脱毛の注意点

顔脱毛の注意点

次に、顔脱毛の注意点を紹介していきます。顔脱毛で「失敗した」と後悔しないためにも、施術自体のデメリットや注意点を事前に理解しておきましょう。

痛みを感じやすい場合がある

脱毛は肌にレーザーや光を照射して、熱や刺激によって脱毛を目指す施術方法です。そのため、顔脱毛に限らず全ての脱毛で痛みを感じることが多いです。もちろん痛みの感じ方や程度には個人差がありますが、顔は脱毛する箇所の中でも痛みを感じやすいと言われています。顔の中でも特に額や口の周辺、鼻下、もみあげなどの箇所は皮膚が薄く、骨に近いため施術による痛みを感じやすいです。

ただし、脱毛機の出力は調節できること、クリニックによっては局所麻酔が施されることがあるため、痛みに不安のある方は事前に相談しておきましょう。

脱毛できる箇所はクリニックやサロンによって異なる

繰り返しになりますが、一口に顔脱毛と言っても、脱毛できる箇所はクリニックやサロンによって異なります。顔には額・眉間・眉周辺・もみあげ・頬・鼻・鼻下・顎などがあります。額や頬などは脱毛の施術ができても、目の周りや眉周辺などの細かな箇所は脱毛できないというクリニック・サロンはあります。また額と言っても、額のどの程度の範囲まで照射ができるかも異なります。

まずは自分が脱毛によってなりたい理想のイメージをきちんと整理して、どの箇所の施術を受けたいか、どの程度の範囲まで脱毛したいかをまとめておきましょう。整理したのち、その箇所・その範囲の施術を受けられるクリニックやサロンを選んでいくことが、顔脱毛で失敗しないためのコツです。

副作用やリスクが起こる可能性がゼロではない

顔脱毛に限らず、脱毛では副作用やリスクが起こる可能性があります。

赤みやヒリヒリ感・やけど

脱毛は、レーザーや光を照射しメラニン色素に反応して生じた熱によって発毛組織にダメージを与えます。その際、肌にも熱によるダメージが加わるため、肌は軽いやけどのような状態になり、炎症が起きて赤みやヒリヒリ感が出ることがあります。程度は人によって異なりますが、基本的に赤みやヒリヒリ感は出ることが多いと認識しておきましょう。症状を極力抑えるためには、施術前後で保湿をしっかり行ったり、施術当日の入浴や飲酒を控えたりするなどの対策が必要です。

毛嚢炎(もうのうえん)

毛嚢炎とは、毛穴の奥に細菌が入ることで炎症が起きてしまう状態です。脱毛機のレーザーや光を照射した際に、毛根周辺にある毛包や表皮が傷ついて肌の常在菌であるブドウ球菌に感染することで引き起こります。赤い斑点のような見た目のため、ニキビと勘違いする場合もありますが、脱毛後に現れたのであれば毛嚢炎の可能性が高いです。

一般的に毛嚢炎は自然治癒することがほとんどですが、中には症状が悪化したり跡が残ったりすることも。症状が現れてしばらく経っても症状が治まらない場合は、クリニックや皮膚科を受診しましょう。医療脱毛の場合は、施術を受けたクリニックに相談することが可能です。

硬毛化・増毛化

非常にまれではありますが、顔脱毛によって硬毛化や増毛化が引き起こるリスクもゼロではありません。

硬毛化とは、脱毛を受けることで逆に毛が太く硬くなってしまう症状のことです。硬毛化の原因やメカニズムは明確には解明されていません。熱を加えた際にうまく毛根などの発毛組織が破壊されずに、ごくまれにその熱が刺激となって毛細胞が活性化してしまうことで起きるとされています。

増毛化とは、施術後に毛量が減るのではなく毛の本数が増えてしまう症状のことです。こちらも硬毛化同様に原因やメカニズムは解明されていません。どちらもまれなケースですが起こり得る可能性があることを事前に覚えておきましょう。万が一、硬毛化や増毛化が起きた場合に、迅速かつ的確に対処してくれるアフターフォローが充実しているクリニックを選ぶことがおすすめです。

ニキビや炎症がある場合は施術できないケースもある

顔脱毛の施術を受ける際に顔にニキビができていたり炎症が起きていたりする場合、その箇所を避けて施術をすることがあります。状態によっては施術そのものが受けられないこともあります。脱毛は放熱することで肌へダメージを与えるため、もともと炎症のある肌に施術をすると、さらに悪化する可能性があるのです。肌トラブルを避けるためにも施術前後もきちんと肌ケアを行いましょう。

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顔脱毛のメリット

ここまで顔脱毛の失敗例やデメリット、注意点を紹介してきましたが、もちろん顔脱毛するメリットも豊富にあります。ここからは顔脱毛をすることで、どのような効果を期待できるのかご紹介します。

化粧ノリが良くなる

顔脱毛のメリットの1つは、化粧ノリが良くなることです。顔脱毛をすると、毛がなくなることで毛穴が引き締まります。また、産毛が生えていることによってできていた凹凸がなくなります。その結果、産毛によってファンデーションが浮くことなく、ファンデーションが肌に密着しやすくなるため化粧ノリが良くなるのです。

化粧崩れしにくくなる

前述したとおり、産毛がなくなることで汗が溜まらなくなります。そのため、溜まった汗によってメイクが落ちることがなくなり、化粧崩れをしにくくなります。

肌がトーンアップする

顔の産毛は他の箇所のムダ毛に比べると細くて薄いです。しかし、顔の産毛も無色ではないため、密集して生えていれば顔がくすんで見えたり顔色が悪くなったりします。顔脱毛によって産毛が少なくなることで、顔全体がトーンアップして明るく透明感のある肌になるのもメリットと言えるでしょう。

自己処理による肌荒れを防げる

顔脱毛をせずに自分自身でカミソリなどを用いて産毛を剃っていると、刃が肌に直接当たってしまうため、肌への負担が大きくなります。肌荒れやニキビ、炎症などの肌トラブルのリスクも高まります。カミソリ負けして肌を傷つけてしまうのが例の一つです。またカミソリなどで摩擦が起きることで、肌のくすみやシミ・乾燥を招いてしまう場合もあります。

顔脱毛をすれば産毛の自己処理をすることがなくなり、肌トラブルの根本の改善や予防になります。また、定期的に行わなければならない自己処理をする手間も省けます。

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満足いく顔脱毛をするための6つのポイント

満足いく顔脱毛をするための6つのポイント

最後に失敗せず満足のいく顔脱毛をするために抑えておくべきポイントを6つご紹介していきます。ポイントは下記の6つです。それぞれの詳細について見ていきましょう。

  • なるべく医療レーザー脱毛を選ぶ
  • 事前に脱毛する箇所を確認する
  • 自分に適した脱毛機を選ぶ
  • 敏感肌や乾燥肌の場合は医療脱毛を利用し、医師に相談・テスト照射をする
  • 額やもみあげのデザインを決めておく
  • 技量の高いスタッフによる施術を受けられるクリニックを選ぶ

1. なるべく医療レーザー脱毛を選ぶ

医療レーザー脱毛とエステ脱毛どちらであっても顔脱毛が可能ですが、医療レーザー脱毛は毛根などの発毛組織を破壊できる効果があるため、半永久的な脱毛を期待できます。

また万が一副作用などが起こったときに、医療従事者が在籍しているクリニックであれば迅速かつ適切な対処を受けられます。クリニックによっては無料で医師の診断を受けられるところもあるため、アフターフォローの充実したクリニックを選ぶのがおすすめです。

2. 事前に脱毛する箇所を確認する

繰り返しになりますが、クリニックやサロンによって脱毛できる箇所や範囲が異なります。自分の脱毛したい箇所に対応しているクリニックやサロンを選ぶことが大切です。事前に施術を検討しているクリニックやサロンのWebサイトを確認したり、事前のカウンセリングで施術を受けられる箇所などの詳細を確認したりしておきましょう。

3. 自分に適した脱毛機を選ぶ

医療レーザー脱毛には2つの照射方法と3つのレーザーの種類があり、それぞれ特徴が異なります。

まずは照射方法ですが、「熱破壊式」と「蓄熱式」があります。熱破壊式は高い出力のレーザーを照射して、毛の根元にある毛乳頭や毛母細胞を破壊します。高い出力で照射するため、すぐに毛が抜けて短期間での脱毛効果を実感できます。一方で個人差はありますが、痛みや炎症などのリスクが高まります。

蓄熱式は熱破壊式と比べて、低出力のレーザーで照射します。産毛や日焼けした肌、敏感肌の方、痛みが不安な方への照射に用いられることが多いです。

次にレーザーの種類ですが、「アレキサンドライト」「ダイオード」「ヤグレーザー」の3つがあります。3つの大きな違いは波長の長さです。皮膚は表皮、真皮、皮下脂肪の順に深くなっており、毛根の位置は真皮の上層や下層、皮下脂肪などさまざまです。レーザーの波長が長くなるほど皮下脂肪まで深く届くため、レーザーの種類は毛の性質によって選択されます。

アレキサンドライトレーザーは波長が755nmと短く照射の深さも浅いです。メラニン色素への反応率が高いため、色白で毛のメラニン量が多い人に適していると考えられています。

ダイオードレーザーは波長が800〜900nmと3つの中では真ん中です。幅広い肌質や毛質に対応しており、産毛であってもしっかり脱毛効果を得られます。

ヤグレーザーは波長が1064nmと長く、照射の深さも深いです。他のレーザーで抜けなかった毛や硬毛化した毛にも有効な場合が多いです。

上記の種類や方法から顔脱毛に適した方法をまとめると、顔脱毛は産毛に対してアプローチするため、蓄熱式のダイオードレーザーがよいでしょう。また光脱毛と比較した場合、医療脱毛よりも光脱毛は出力が低い脱毛機を使っているため、脱毛効果を得られにくいです。肌質や毛質、毛量などによっても異なりますが、一般的に顔脱毛で高い脱毛効果を得たい場合は、ダイオードの医療レーザー脱毛がおすすめです。

4. 敏感肌や乾燥肌の場合は医療レーザー脱毛を利用し、医師に相談・テスト照射をする

脱毛によって肌への負荷は避けられません。そのため敏感肌や乾燥肌の場合は、前述したとおり、医療レーザー脱毛を利用して、事前に医師に相談することがおすすめです。事前に相談することで、自分の肌が脱毛によるダメージに耐えられるか診断してもらえます。また、施術前にテスト照射が可能なクリニックもあるため、施術前に脱毛機を利用してみてどの程度痛みを感じるのか、何か症状が出るかを確認するのがおすすめです。

5. 額やもみあげのデザインを決めておく

顔脱毛の施術を受けてから「自分の希望のもみあげや額の形ではなくなってしまった」ということがないように、自分の理想のデザインを決めておきましょう。医療脱毛の場合、半永久的な脱毛となるため、毛が戻ってくることはありません。事前のカウンセリングで希望のデザインややりたくないデザインなどをスタッフとすり合わせておきましょう。

6. 技量の高いスタッフによる施術を受けられるクリニックを選ぶ

経験豊富で技量が高いスタッフの施術を受ければ、事前にしっかりと希望をすり合わせることで額が広くなったりもみあげが理想の形でなくなったりすることはほとんどありません。施術を受けてからの副作用や肌トラブルなどのリスクも軽減されます。正しい研修を受けた技術のあるスタッフがいるクリニックを選ぶようにしましょう。

まとめ

ここまで顔脱毛の失敗例と対処法、顔脱毛のメリット・デメリットなどについて解説しました。顔は他の箇所に比べて人目に付きやすいため、少しの失敗でも後悔してしまいます。しかし施術を受ける前に本記事で紹介したポイントを押さえておけば、失敗のリスクを減らすことができます。信頼できるクリニックを選んで、満足のいく顔脱毛を目指しましょう。

なお、顔脱毛や医療脱毛に興味がある方は「じぶんクリニック」の医療レーザー脱毛がおすすめです。じぶんクリニックの脱毛は、産毛の照射に適しているダイオードレーザーを取り扱っており、痛みを抑えた施術も可能です。また医師の監修を受けた看護師のみが照射を担当し、施術を受ける方一人ひとりの毛質や毛量に合わせて照射の出力などを調整します。施術を受ける前には無料で脱毛機のテスト照射も可能なため、脱毛により痛みに対して不安な方や敏感肌、乾燥肌の方にもおすすめです。無料カウンセリングを受け付けているので、顔脱毛を検討している方はまずはお気軽にお問い合わせください。

横山 歩依里 医師
この記事の監修者
横山 歩依里 医師
診療科目:美容皮膚科
診療科目:美容皮膚科

顔脱毛はムダ毛がなくなるだけでなく、毛穴が引き閉まったりお顔を明るく見せてくれたりと、美容面でもメリットがあります。
一方で、眉毛やもみあげや額のキワといったところを必要以上に脱毛してしまうと、予想外に顔の印象が変わってしまうこともあります。髭も然りです。将来生やしたくなった時に後悔しないように、脱毛する範囲はしっかり考えて決めましょう。